【ビジネスシフトゼミ2018目標設定編レポート】
2018年1月13日(土)@Impact Hub Kyoto
講師 ファーストリテイリング 人事部部長 田辺信裕さん

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■ビジネスシフトゼミとは
昨年度から始まった自分自身や組織を「SHIFT」するための異業種合同研修のスピンオフ企画。
1月は「目標設定」ということで、目標設定の手法を学び、それを個人の感覚に照らし合わせながら現実的に考えていきます!

■チェックイン
ホテルにチェックインするときのようにその場に入るということで、今の自分の状況や気持ち等を話します。特に「この場に何を期待するか」を皆に話すことでより目的意識が明確になります。
年齢も仕事も様々な中で今回は「若者の力を吸い取りたい!」「社内での目標実現の源になれば!」「自信回復したい…」などなど、様々な目線から持って帰るものを設定してもらえました。

■アイスブレイク
本題に入る前にアイスブレイクで「類人猿マップ」を活用。
1.自分の感情をA出す・B出さない
2.望むのはA物事を追及し成果をあげる・B安定・安心を維持する

2つの問いのうちA?B?を答えてもらい、それぞれ自分が何に当てはまるか答えてもらいます。
感情を表に出す<チンパンジー>、<ボノボ>。対して、感情は内に秘める<オラウータン>、<ゴリラ>。
仕事の成功や目標の達成を求める<チンパンジー>、<オラウータン>。対照的に安定した日常を求める<ボノボ>、<ゴリラ>、といった特徴があります。
流石シフトしようとする意識の高い皆さん、AAの<チンパンジー>タイプが大半!
ただAAが良い、というわけではなく人それぞれの自分や相手の特性を知ることで適材適所の配置をすることが目的。
今回は目標設定をするうえでも自分の特性を知っておくことが大切、という布石でした。

■言葉の定義を確認
今回目標設定編ということもありまずは言葉の曖昧さを馴らすワークから。「目的」「目標」「ビジョン」「ゴール」とはそれぞれなんぞや?をグループで考えました。
山登りに例えるチームもあれば戦国時代(!)に例えるチームもありとそれぞれの感覚が研ぎ澄まされてゆきます。
最後は田辺さんがまとめてくださり今回の場では「目的=WHY」「目標=HOW」「ビジョン=全体像」「ゴール=すごろくの“あがり”」と共通認識を設定されました。

 

■キャリア説明とワーク「あなたは何を成し遂げたいか?」
まずは田辺さんのぶっっっっとんだキャリア説明。不可能を可能にするとはこのことか…!というほどのインパクトでした。
そんな田辺さんからの最初の問いかけは「あなたはどこからきたのか」
自分ってもともとどんな人だったっけ?を可能な限り洗い出します。子供時代と現状で大きく変化している人多数!やはり人はそれぞれ変化していきますね。
次は「所属している組織の存在意義(ビジョン)は?」と「その組織の存在意義と自分がどんな人間か、が重なり合う部分の洗い出し」。田辺さん曰く「個人の使命感と組織の使命感が重なり合っている部分こそ本当にやるべきこと」。使命感がキーワードになっています。
自分はこんな人間で組織はこういう存在意義だから自分のやるべきことはこれ!という一応の答えがでました。ここで昼休憩。

 

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■キャリア説明②
午後からも田辺さんのキャリアと経験からのお話。ファーストリテイリングで与えられた無茶な目標をこなすためには通常作業では不可能=イノベーションが必要。
イノベーションとは「不可能な高い目標」「常識を疑う」「危機感」から生まれると田辺さん。ではそれを意識すればイノベーションは起こせるのか?それだけではない。
チェンジ+チャレンジの繰り返しがチャンスを生むのだ!と力説。そこから無茶な(笑えない)目標をどう達成するかの説明。とにかくやるべきことを分解!分解!全体像のイメージからやるべきことを年→月→週まで分解していきます。
それが完成すれば万事うまくいく、なんてことはなく…。コンフリクト(阻害要因)が必ず発生するとのこと。トライ&エラーで解決するしかないとのお言葉。頑張ろう。
その基本になっているのが「後始末より前始末」。前始末とは成功のイメージができるまで準備する力のこと。後始末は前始末の倍以上対応するのに時間がかかるからとにかく準備、成果イメージを徹底的に!難易度は高いですがやる価値はあると感じます。

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■ワーク「ビジョンメイキング」
これまでの話を受けてついに自身に落とし込んでいきます。今回はビジョンメイキング。
ワークの手順は
①2018年に成し遂げたいことを記入
②昨年のアクションでkeepすべきこととproblemであったことを記入
③2018年12月31日時点の理想シナリオと最悪シナリオを記入
④理想を達成する要因、最悪になってしまう要因を記入

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→これで2018年に成し遂げたいことの大まかな道筋が明確に!考えれば考えるほどやることは出てくるしゴールがなさそうですがいざ記入すると優先度なんかも見えてきて持って帰った後に有効活用できそうです。

■振り返り、チェックアウト
最後はビジョンメイキングで洗い出した内容から各々が改めて2018年の目標設定と明日から実行することを発表。また同時課題として10秒でできる取り組みの記入も。
とっても具体的な取り組みを挙げる人もいれば目標設定自体を目標にする人も。各々目指している地点の違いが如実に表れる結果に。これで皆が何かしらを確実に持って帰ることができたでしょう。

「明日からやること」の最初のハードルはなるべく低く。
できたことの少しずつ積み重ねていくことで遠く高いところまで登れます。

 

Repoter
大垣守可(Moriyoshi Ogaki)
(株)大垣書店