こんにちは。
グローカルセンターでインターンをしています、よっぴー(高津 遥)です。

4日間のグローカルシフトキャンプがImpact Hub Kyotoで 8月31日(土曜日)からスタートしました。

《そもそもグローカルシフトキャンプとは?》
―急激に変化する社会に対応するには、創発型の個人を結集できる組織が必要です。
「そのような個人を企業はどうすれば育成することができるのか。」
「そのためにはどのような組織変革が求められるのか。」
企業の若手社員が、異能のチェンジメーカー(講師)からのレクチャーを受け、異業種間の対話の中で、自らやるべきことを見い出す、ワークショップ型研修です。

本日はその1日目【後編】の様子をお届けします。
1日目【前編】の様子はこちら▽▽▽

学生執筆!異業種合同プログラムGLOCAL SHIFT CAMP Day1(前編)


ランチタイムを終えた後、体をほぐすワークを挟み、具体的な理論と実践のワークショップに進みました。

〇ケイオディック・パス

私たちが直面している問題の多くは、様々な要素が複雑に絡み合っています。それは個人単位でも組織単位でも言えることだと思います。
そのような複雑性の高い現代社会の問題を、私たちはどのように受け止め、どのように解決することが出来るのでしょうか?

そのヒントとなるのがケイオディック・パス=「創発やイノベーションに至る道」というものです。これは、アートオブホスティング*という概念の中で扱われている理論です。

*アートオブホスティング…「参加型リーダーシップ」を学び、実践するトレーニング手法(詳細はこちらArt of Hosting Japan

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▲グラフィックレコーディング

ケイオディック・パス=「創発やイノベーションに至る道」を見つけるヒントは、カオスと秩序を行き来する=「揺らぎ」が重要になります。

ここでいうカオスとは、「物ごとが決められた通りに変わることなく収まっているわけではなく、新たなつながりや解決策が生まれてくるのに十分なだけの柔軟性」*がある状態です。
ただし、それだけで解決策は見出すことはできません。
その柔軟性には、ある程度の方向性が存在する必要があるのです。

例えば、個々の能力が高く、多様性に富んだ人の集まり(カオス)に、創発が生まれるわけではありません。そこには必ず、その多様性を維持したまま、組織としてのベクトル/方向性(秩序)の存在が必要です。

このように、カオス秩序の間を行き来すること、この両者のバランスが、現在直面している課題を解決するための創発を生むことにつながります。
そしてまた、今回のフレームワークを知っていることで、組織の在り方や機能を見つめ直すきっかけにもなります。

~気づきと学び~
カオスと秩序のバランスをどうとるか?そこにはリーダーシップの要素が詰まっていると思います。なぜなら、リーダーシップとは、人々の心を一つにする働きかけであり、カオスな状況下にどう働きかけるかでもあると思うからです。
今回の理論は抽象度がとても高いですが、リーダーシップの機能についての一つの見方にもなると思います。

〇4 fold Practice

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「4 fold practice」とは、ケイオティックパスなどの理論を実践するために、自分の現在地を知るツールです。それぞれ4種類のフェーズとその過程があります。

①ありのままの自分でいる(自分自身をホストする)
-学習者になる
②参加すること
-学習者たちのコミュニティになる
③重要な会話をホストして、学びを収穫する
-学習するコミュニティになる
④Co-create 共創する
-統合する

数々の理論を知るだけでは意味がなく、それを実践し習熟する必要があります。しかし、それは容易にできるわけではありません。そこで活躍するのが、4 fold practiceです。
これが、自分の学びの現在地を特定し、次のアクションのヒントになります。

〇World Café

ワールドカフェは、空間の中にある知恵や知識を、簡単かつ自然に可視化する方法論です。その場にいる全員が、特定のテーマについてどのような思考を持っているのか、短時間で収集し共有することができます。

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▲ワールドカフェのイメージ(Our Futuresさんより)

対話の原則
意図をもって話す
学習するようにきく
-自分がその場に影響を与えることを認識する


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▲ワールドカフェの様子

今回の議論では、三つの問いについて話し合われました。具体的な内容は割愛しますが、どのようなことがキーワードとして挙げられていたかを紹介します。

 

一つ目の問い「組織で今起こっている、共有したい問題は何か?それはなぜ起こっているのか?

▽話し合われていたこと
-組織に色んな人がいて、色んな思いを持っている人がいるから、「個で頑張る」となっているが、ある程度同じ方向を向きたい。
-仕事の属人化、主体性に偏ると属人化してしまうジレンマ
-職種や部署の希望とのミスマッチ
-一年未満で退職、定着しない
-「残業せず帰れ」問題 週3日17時に帰れ問題

二つ目の問い「私たちが組織で理想のリーダーシップを発揮した時、自分自身とチームにはどのような変化が起こるか?」

 ▽話し合われていたこと
-理想のリーダーシップとは、たくさんの意見がある中で、みんなが納得いく決断ができること
-ものごとを決めるのがリーダーではなく、最善の方法を考えるための環境を導く
-ルフィ(ワンピースのキャラクター)みたいなイメージ、それぞれの個を引き出すこと
-リーダーシップは組織の本体のベクトルと違う方向に行ってしまうかもしれない
-みんなそれぞれがリーダーシップを発揮できる
-決断力・実行力・スキルがリーダーシップの本質

三つ目の問い「私たちが組織で本気で実現したいことは何か?」

▽話し合われていたこと
-組織に所属する全員が、物心ともに豊かになること
-みんなが同じ方向に向くこと
-みんなが楽しく仕事できる
-ここで働きたいと思える会社にすること

〇ワールドカフェのふりかえりの全体共有

▽全体で共有されていたこと
・三つの違う問題を話し合っていると思ったが、全部つながっていた
・「個と組織のバランス」が大切
・会社の理念を本気で実現しようとすることが大切
・ワールドカフェは発散するのには向いているが、収束していくのには向いていない

〇Check out

全体で円になり、今日一日で学んだこと・気づいたことをシェアしました。

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▲チェックアウトの様子

▽参加者の声
-悩みが似ていると感じ、共感できる人がいた
-会社の事を考えきれてないことがあることに気づいた
-掘り下げる、人の話を聞くことの大切さを学んだ
-共感したり、寄り添う気持ちが強い人が多く感じた
-すごく楽しかった。対話力が満たされた。相手の大切にしている価値観プラス背景も大切にすること
-人と人が話をすることの大切さ

一日目のレポートはこれで終了です。
ありがとうございました。

よっぴー