【参加学生】
1学期:京都産業大学3回生1名、佛教大学4回生1名・3回生1名、京都女子大学2回生1名
2学期:京都産業大学4回生2名・1回生1名、京都女子大学2回生1名

【プロジェクトのミッション】
京都産業大学附属高等学校の1学期・2学期で開講された人間力講座の中で、大学生は毎回の高校生のためのワークシート・振り返りシートの作成、授業進行スライド、当日の運営を行いながら、フィールドワーク時にはルートの設定、引率など全てのプロセスに携わった。

【活動概要】
身近な地域や企業をテーマに大学生と高校生がフィールドワークや調査等の社会体験を共有する。大学生がメンターとして高校生を引っ張る仕組みを入れることで高校生は年長者である大学生から主体的な姿勢を学び、大学生は教えることで自らの洗練化や内省の期待し、両者にとって学び合いによる好循環を期待する。
本年度は京都産業大学附属高校2年生で開講される「人間力講座」の中で本モデルを実践した。講座は企業訪問を中心とする「社会系」と地域へのフィールドワークを中心とする「国際・地域系」とで分かれて実施。
プロジェクトメンバー(大学生)の役割は高校生の導き役として、意見を引きだしたりまとめたり、また毎回高校教員と打ち合わせや振り返りをしながら高校授業を運営する。

調査発表する高校生

調査発表する高校生

授業内でのフォロー

授業内でのフォロー

授業前の勉強会

授業前の勉強会

フィールドワークで観光客に話しかける様子

フィールドワークで観光客に話しかける様子

【活動の評価】
講座の実施に当たり、全く新たな取り組みのため大学生相互が綿密な打合せをして、生徒の実態に鑑み各授業のテーマを考え、高校生が理解しやすくグループワークが活発となるような工夫の創出に努めていた。加えて適切な配布資料の作成は、大学では経験することのない貴重な学習機会であったと考える。
授業でのフォロアーとしての高校生との関わりは、当初は遠慮がちだったが次第に積極的な姿勢が見られるようになり、互いの人間関係の親密度が増すにつれて、大学生の助言でグループ活動が活発化したり論議が進展したりすることがたびたび見られた。授業運営に対する意欲が増したことは大きな成果である。
ただ、検討した授業計画で講座を進めても、必ずしも計画通りには行かない場面や高校生の好奇心や集中力を高めるに至らないこともあった。毎回の授業終了後、グローカルセンタースタッフ及び教員を交えたミーティングでの意見交換は、大学における学びや今後の社会人としての活動に大きく寄与するであろう。
課題としては、大学の講義や個々の予定のため継続して参加することが困難な学生がいたことである。フォロアーとして高校性に十分関わり切れない学生にとっては、自らの役割や活動について満足しきれない状態であったため、すべての大学生が充実感と達成感を感じる運営の構築が今後必要な検討課題である

(評価協力:京都産業大学附属高等学校 関義之 教諭)