お知らせ2015年、地域資格「GPM」(グローカルプロジェクトマネジャー)のプログラムがスタートしました。

活動記録 (京都産業大学)

『グローカル人材PBL2016』 講義内容

講義について

講義内容

PBLとはProject Based Learning(課題解決型学習)の意味です。学生自身の主体的かつ実践的な学びに重点を置いたアクティブラーニング(能動的学習)の一種で、社会が求める人材育成の先進的な取り組みとして現在、経済界の注目を集めています。学生はこの講義を通じて、企業や地域社会の実際を知り、仕事について理解を深めるとともに、チームワークやリーダーシップ、プレゼンテーション能力を身に着けることができます。


目的

PBLは教員、学生と協力していただく企業、団体などの間で話し合いつつ作り上げていくものです。学生は教室にとどまるのではなく、企業人などと話し合いながら、提示された課題の解決にチームで取り組んでいくこととなります。

講義日時:9月29日 第2回

グローカル人材開発センターの岩本氏が自身の経歴を絡め「グローカル人材PBL」講義に挑むにあたり持っておくべきマインドについて話をしました。この講義は、「自己成長できる環境の場」だから、努力を厭わないでほしいと学生に伝えていました。

中谷教授は「下調べがすべて」、「アイディアを一回で決めない」、「チーム内で本気ぶつかる」、「指示を待たない」といったPBL取組にかかる心構えを教授し、「若者向け投資セミナー」2チームと「京都の中小企業の魅力を発信する」1チームにチーム分けをしました。

講義日時:10月6日 第3回

前回にチームのメンバーが確定したため、今回の授業より、両チームとも具体的な活動に入りました。

「若者向け投資セミナー」プロジェクトの両チームは、西村証券株式会社 執行役員 営業グループ長の佐伯知司氏を講師にお招きし、「株式会社制度」についてレクチャーを受けました。
レクチャーでは、「株式」についての基礎や、証券会社の業務、株主の権利、株主優待などについて教えていただきました。また、本講義の課題である「投資セミナー企画」についても現在の状況など詳しくレクチャーを受けました。
両チームともに、次回までに株式の基礎知識について復習し、「若者向け投資セミナー」の導入部分の企画作成を行うこととなりました。

「京都の中小企業の魅力を発信する」プロジェクトのチームは、各自調査してきたことについて意見交換からはじまり、自身が考える中小企業の魅力についてなどインターンシップ、PBLの経験からブレーンストーミングをしました。
また、中小企業の魅力発進をしている団体などへのヒアリングやインタビュー先について検討をし、最後に「魅力を発進できている企業」=「人材発掘、採用活動に成功している企業」として、採用に力を入れている企業への調査を行うことをグループ内で話し合いました。

講義日時:10月13日 第4回

「若者向け投資セミナー」プロジェクトの各チームは、西村証券・佐伯氏のレクチャーで得た「株式」についての知識をグループ内で確認していた。中でもAチームでは経済学部の渡邊君が情報共有に大いに貢献していました。 本取組課題である「若者向け投資セミナー」の企画立案では、「初心者の目線」から「投資」を身近に感じてもらえる企画を考えることになりました。

「京都の中小企業の魅力を発信する」プロジェクトのチームについては、学生対象のアンケート調査を実施することになりました。また、大阪にある中小企業支援機関の大阪産業創造館を訪問することとなった。

講義日時:10月20日 第5回

「若者向け投資セミナー」プロジェクトの各チームは、西村証券株式会社 執行役員 営業グループ長の佐伯知司氏に2度目のレクチャーを受けました。
今回はこれまでの情報をもとに、各々が疑問に思ったことを、佐伯氏に解説いただきました。疑問点であった株式投資を始める人については、学生の想像に反し女性の参入が全体の半分以上を占めていることがわかりました。また、「REIT」、「ETF投資信託」について説明を受け、その仕組みの解説がありました。
質問をぶつけ合う双方向的な講義となった今回を踏まえ、次回から両チームともに「若者向け投資セミナー」の導入部分の企画作成をすすめていくこととなります。

「京都の中小企業の魅力を発信する」プロジェクトのチームは、前回の振り返りからはじまり、京都の中小企業の魅力発進をどのように提案していくかについて、グループワークが行われました。どのようなカタチの提案内容にしていくかということについては、1社の中小企業の魅力発進という観点ではなく、カテゴリーを絞った魅力発進をしていくことで話しが進められました。
また、今後、「大阪産業創造館」が運営をしている大阪の中小企業の魅力発進Webサイト「Bplatz」の編集長へのインタビューを行うため、そのヒアリング内容について各自質問の内容を作成しました。只々先方の取り組みを質問するだけなく、どうすれば魅力発進につながるのか?など深い質問をすることなどを話し合いました。

講義日時:10月27日 第6回

「若者向け投資セミナー」プロジェクトの両チームは、前回までのレクチャー内容をグループ内で振り返りました。それを踏まえ各チームで「若者向け投資セミナー」企画内容についての各自の案を発表しました。
その後、「株投資=金儲け」の概念から離れ、「お金はタイムマシン」、「株は期待値で上がる」など、違った見方から働きかける意識改革の要素を、企画の中に盛り込むことを中谷先生より示唆されました。

「京都の中小企業の魅力を発信する」プロジェクトのチームは、中小企業への印象を知るために学生に行ったアンケート結果内容についての話し合いと共有から始まりました。
その後、11月9日(水)に大阪産業創造館へフィールドワーク、インタビューへ行くため、質問項目などのまとめにかかりました。インタビューは、大阪産業創造館が運営をする中小企業の魅力発進サイト「Bplatz」山野編集長へ行い、その後、大阪企業家ミュージアムへ見学に行く予定です。学生たちはインタビューの答えをできる限り想定して、答えに対してさらに鋭い質問ができるようにグループワークを行いました。

講義日時:11月10日 第7回

セミナープロジェクトの両チームは、西村證券本社での中間報告会が次週11月17日(木)に控えています。その準備として、それぞれの担当箇所をグループ内で発表し、内容を共有、確認しました。その後、メンバー同士でフィードバック、ブラッシュアップできる箇所の共有を行いました。
次回までにプロットの追加、十分な根拠資料の準備、内容を整え望むことになりました。

魅力発信プロジェクトチームは、11月9日(水)に大阪産業創造館が運営をするWebサイト「Bplatz」の編集長である山野千枝様へインタビュー訪問を行いました。
学生の質問は、中小企業の魅力発進にかかる内容が主で、会話は最後までとまることのなく、深い意見交換となりました。山野編集長より、魅力ある中小企業については、以下の答えを頂きました。
「社員を大事する会社。どんなも儲かっても社員を大事にしない会社はダメ」
「存続したいと意識している会社。会社を売却すればいいではなく、世の中に必要をされること→新しいことに挑戦しようとする会社に」
「魅力ある中小企業=社長のキャラクター&社員が生き生きと働いていること」
「中小企業で沢山の女性が活躍していること」
「中小企業が大企業に負けない要素は「社風」」
「中小企業は採用がますます死活問題となる」
「若者のビビットな感覚で、中小企業の魅力を取材し、堂々と発進すること」

インタビュー後、学生たちは大阪の中小企業の魅力発進事例など、とても参考になったと口々に話し、「魅力ある中小企業とは?」について山野編集長の言葉からフィードバックを行いました。

講義日時:11月17日 第8回

グセミナープロジェクトの両チームは西村證券本社で中間発表を行いました。

魅力発信プロジェクトチームは、プロジェクト経過進捗を互いに報告、確認の後に議論しました。そこで改めて、対象とする中小企業の規模や、自分たちの思う”良い”企業の要素を明確にするために「じゃあ嫌だなと思う企業は?逆に企業からはどんな人材が求められてるだろう?」という視点から、対話が自然に生まれました。
また、11月28日、ヒアリング調査のためASTEMオスカービジネスリンク参加が決まり、どういった質問を投げると皆の課題提案の参考になるのか?について考えました。

講義日時:11月24日 第9回

セミナープロジェクトの両チームは、西村證券本社での中間発表を終え、その振り返りとして、本発表に向けての修正、立て直しを議論しました。西村證券から、とくに厳しいご指摘はありませんでしたが、「女性向け投資商品の拡充」や、「株式投資のデメリット」なども効果的に披露することも必要との意見を頂きました。また、チームからはプロジェクトの内容にとどまらず、発表に関する注意点では、原稿ばかりを見て発表すると、声は通らず、抑揚もつかず、説得力に欠けるという指摘が出ました。

魅力発信プロジェクトチームは、11月28日(月)のビジネスリンク会議へ参加し、経営者クラスの方へ「中小企業の魅力発進」についてインタビューを行うため、その質問事項を作成、最終調整を行いました。
特に、京都の経営者にインタビューをすることもあり、京都の中小企業の魅力というカタチで、京都に特化をした質問項目など作成しました。インタビューの答えからどう話していくかといった、受け答えの想定も検討しました。
また、12月23日(金・祝)にプレゼンで参加をする「就活ソニック」の発表内容の枠組みの作成を開始した。

講義日時:12月1日 第10回

セミナープロジェクトの両チームは、前回に引き続き、中間発表の振り返りを行いました。その後、セミナーに関する軸と、アピール方法について考えました学生からは、「この内容のままだとまだ輪郭がぼんやりしてて主張が弱い」、「伝えたいことは多いけど、大事なものに絞っていく」という意見が出てきました。

魅力発信プロジェクトチームは、11月28日、「ビジネスリンク」に参加しました。
その中で、多くの経営者、人事部長、入社して3年目の社員の方などへ、中小企業魅力発信に関するインタビュー形式の質問を行いました。 「よい中小企業の魅力とは何か?」、「京都のよい中小企業の魅力はとは?」といったテーマでインタビューを行い、多くのご意見を頂くことが出来ました。
今回の講義では、「ビジネスリンク」の振り返りを行い、その内容のまとめを行いました。そして、12月19日には再度、「ビジネスリンク」に、加えて12月23日に、大阪で開催される「就活ソニック」というイベントに参加をすることとなり、その準備にも取り掛かりました。

講義日時:12月8日 第11回

セミナープロジェクトの両チームは西村證券本社での中間発表を終え、3週つづけての振り返りをおこないました。中谷先生からは「セミナーの中味だけでなく、セミナーの演出の部分も考えるよう」指導がありました。
形式については、「Café」の形式や、気軽に参加できる雰囲気でするのがいいと意見が出ました。
またセミナーの対象について、年齢が若いという事だけでなく、「株式に対する知識の有無」等、ターゲット層を明確にし、ビギナー層とすることになりました。

魅力発信プロジェクトチームは、12月19日のビジネスリンクおよび、12月23日の就活ソニックに備えて、発表プレゼン準備を行いました。
中小企業の魅力発進をコンセプトに、なぜ魅力発進が必要なのかを、中小企業の採用や雇用における課題点に焦点をあて、これまでに収集した資料、文献やインタビュー調査をもとに、提案のを具体化することに努めました。

来週・再来週は、各チームが講義内で中間報告を行います。

講義日時:12月15日 第12回

今回は、魅力発信プロジェクトチームとセミナープロジェクトのAチームが中間報告を行いました。どちらのチームもまだ未完成ということがあり、最後の着地点がわかりにくいという印象でしたが、前回よりも良いものが出来上がっていました。岩本氏からは、「スライドのデザインが両チームともにすごくいい」と、中谷教授からは、「プロジェクトのテーマと発表にずれが見られたり、スライドのタイトルが少し弱く感じる」といった指摘を頂きました。
両チームともに、最終報告までの残り数回、良いものを仕上げるために全力で取り組んでほしいと思います

講義日時:12月22日 第13回

前回に引き続き今回も中間報告が行われました。今回は、セミナープロジェクトのBチームの報告でした。Bチームは、「イタリアンのコースのような構成のセミナー」という案を出してきましたが、報告ではそのコースらしさをあまり感じられませんでした。ただ、初心者の人が参加しやすい、飲み込みやすい中身には近づいていたので、次回以降も完成に向けて全力で取り組んでほしいと思います。
報告会の後、中谷先生、グローカルセンターの岩本氏からのアドバイスがあり、その後、各チームはそれを踏まえ再び完成に向けて動き出しました。

講義日時:1月12日 第14回

今回はセミナープロジェクトチームは西村証券にて最終報告を行いました。魅力発信プロジェクトチームは大学で最終報告に向けての模擬報告とその練り直しを行いました。
最初の発表では、内容や肉付けや全体の流れに不安な部分やまだまだ改善が必要な点が多くみられました。その後、グローカルセンターの岩本氏のアドバイスを受け、メンバー内からの改善案を出し合いました。
それを踏まえての2回目の発表では高いレベルでの発表が出来ていました。次回の最終授業までに完成形まで磨き上げれるように頑張ってほしいです。

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