ABOUT
グローカル人材開発
センターについて
グローカル人材開発センターを知る2つの公式
1. GLOCAL = GLOBAL+LOCAL
グローバルな視点で世界基準の意識を持ちながら、軸足を置くローカルの目指すべき社会の未来を自ら考える、世界を見据えながら地域経済・社会の持続的な発展に情熱を注ぎ、活躍する「グローカル」な人材を育んでいきたい。グローカル人材開発センター(以下:略称 グローカルセンター「GC」)は、そのような想いに共感する京都の大学、経済界、行政機関等がタッグを組み設立された認定NPO法人です。「風通しのよい社会を創る」を理念に、未来の象徴である若者一人ひとりの色が発揮され、多様な個が自由に幸せに生きる開かれた社会の創出を目指し、2013年から活動しています。
2. “Y”× “X”:Something(なにか) = “CC”
“Y”: Youths(若者)と “X”の掛け合わせの中から、真に自由闊達な都市、“Creative City”が育まれる。GCの「グローカル人材」育成は主に高校生、大学生、若手社会人を対象に教育の実践化を図るものです。アクティブラーニング(以下「AL」)、PBL(課題解決型学習)をはじめとする、若者のための研修事業をしかけ、一人ひとりの変化を促す学びと実践の場を提供することで、個人の生き方の選択肢を拡げたいと考えています。
なぜNPOなのか
NPOは、持続可能な社会を目指し、広く公益の増進に寄与することを目的とする団体です。
ではその公益とはなんでしょうか。
私たちはそれを人づくり(人材の育成)への投資であると捉えています。
人材育成や教育は本来時間のかかるものであり、収益を目的とした短期的なアウトプット(結果)が求められる商業活動に当て込むべきものではない。
そんな想いの元、長期的なアウトカム(成果)を基軸に立案された活動と事業をもって直接的に社会に還元していくには、NPOという形をととることで誰よりもシームレスな人材育成を行っていけるのではと考えました。
今や「学び」は学校や企業だけでは完結しない。産学公民を結びながら、現場と教室の往復する学びをデザインしています。
代表理事 行元の原点
代表理事である行元沙弥自身が大学在学時に抱いた原点となる問い(QUESTION)は、「ワンクリックから始まる機械的な就活。それが社会と若者の接点でいいのか?」というものでした。
外部基準に翻弄される若者。社会性・社会的意義・社会的価値など、現代の就職・採用マーケットにおいて数値化しづらい「豊かさ」に光をあて、
「大都市の大企業で働くことが豊かなのか?」
「地域社会でPBLを通じた体温のある京都企業に触れると学生の進路選択にはどんな変化がみられるのか?」
という問いを繰り返し自問自答しながら、在学時から地域社会で生きるという選択肢が獲得できるような事業を仕掛けてきました。
そうした強靭な自律した若者の個の育成を積み重ねる中で、彼らを受け入れる側の社会の変容・変革も求められているのではという想いが強くなり、
「VUCA時代において本当に必要な人材とは?」
「大学を出たら就職は世界的な標準なのか?」
等、社会人も交えた柔軟な生き方、あり方、働き方を議論するようになりました。
大学生と地元企業のマッチングだけではなく、もっと広域に、人生における自身の望む未来を起点にした、個別化された豊かな「問い」を生み出すことのできる人を増やしていきたい。
そうした転換期を迎え、今改めて取り組むべき課題を「無関心と思考停止」と捉え、
・知らない
・興味がない
・表現ができない
の3要素をくすぶらせている高校生、大学生、若手社会人の意識と価値観の変容を促す事業を進めています。
異なるものに触れ、自分を客観視し、自らの気づきが生まれやすい環境をつくる、外国の文化に触れて自国の文化に気が付くように、GLOCALが教室や社内を社会にみたて「異質なものが交わる場」を創出することで、そのインパクトを若者の声とアクションをもって長期的に教育・経済にもたらしていきたいと考えています。
LOGIC MODEL
OVERVIEW 団体概要
- 組織名
- 特定非営利活動法人グローカル人材開発センター
- 設立年月日
- 2013年2月15日
- 所在地
- <事務局>
〒602-8061京都市上京区油小路通中立売西入ル甲斐守町97番地 西陣産業創造会館2階
<Students Lab Office>
〒604-8006京都市中京区下丸屋町390-2 QUESTION5階
- 連絡先
- Tel:075-411-5010 Fax:075-411-5011
Email:info@glocalcenter.jp
- 設立趣意書・定款
- 設立趣意書(PDF)
定款(PDF)
BOARD MEMBERS 役員紹介
- 代表理事
- 特定非営利活動法人グローカル人材開発センター
行元 沙弥
- 専務理事/事務局長
- 京都産業大学法学部 教授
中谷 真憲
- 理事
- 京都商工会議所 会員部長
柴 隆利
- 理事
- 一般社団法人京都経営者協会 専務理事
上田 清和
- 理事
- 一般社団法人京都経済同友会 理事 事務局長
下間 健之
- 理事
- 公益社団法人京都工業会 理事 事務局長
西岡 誠司
- 理事
- 一般社団法人京都中小企業家同友会 理事・事務局長
田島 慎也
- 理事
- シリウス・インスティテュート株式会社 代表取締役
舩橋 晴雄
- 理事
- 京都信用金庫 専務理事 本部長統括
丹波 寛志
- 理事
- ライフズテック株式会社
三木 仁史
- 理事
- 京都大学大学院人間・環境学研究科 教授
佐野 亘
- 理事
- 福知山公立大学地域経営学部 准教授
杉岡 秀紀
- 理事
- 京都文教大学総合社会学部 准教授
黒宮 一太
- 理事
- 龍谷大学政策学部 教授
村田 和代
- 理事
- 静岡県立大学グローバル地域センター 客員教授
東郷 和彦
- 監事
- 税理士法人まえの・前野公認会計士事務所 所長
前野 芳子
- 監事
- 京都産業大学現代社会学部 教授
宮木 一平
- 相談役
- 京都信用金庫 理事長
榊田 隆之
- シニアフェロー
- 石津 友啓
※2024年6月時点
HISTORY 沿革
- 2011
3 月一般社団法人京都経済同友会提言文書の策定
10月・京都産業大学(以下、京産大)において中谷(京産大法学部教授/現GC事務局長)の「若者未来づくり政策センター(仮称:後にグローカル人材開発センターに改称)」構想が承認される。
・京都経済同友会の「大学のまち・京都」を考える特別委員会(前代表榊田が当時の座長を務めた)のもとに「京都における産学公連携支援のあり方を考える調査・研究会」が設置12月京産大内にNPO設置準備室を開設。中谷及び行元(現GC代表理事)を含む学生2名が戦略立案や定款作成などの実務を開始。
- 2012
1月上記研究会で、特定非営利活動法人(NPO法人)「グローカル人材開発センター」の設立提案がなされ、構想の検討を開始
4月上記研究会の発案による“京都の4大学(院)における職業教育協力講義”が、京都経済4団体の共同事業(パイロット事業)として開始
5月京都経済同友会「大学のまち・京都」を考える特別委員会においてNPO法人「グローカル人材開発センター」の設立計画が提案され審議、承認
6月文部科学省「H24年度大学間連携共同教育推進事業」に京都産業大学を幹事校、京都府立大学・京都文教大学・佛教大学・龍谷大学の4大学を連携校として応募。京都経済四団体も参画する事業とし事業名を「産学公連携によるグローカル人材の育成と地域資格制度の開発」とする。 同事業の中で、産大のNPO構想と同友会の就職支援機構提案を一体化したNPO法人「グローカル人材開発センター」を設立し、同事業の事務局、資格発行元および産学公連携活動拠点となすことで合意(京都経済同友会「大学のまち・京都」を考え る特別委員会とも合意)。
9月大学間連携共同教育推進事業の採択が決定、事業開始。準備室の職員を増員。
10月・京都経済4団体、企業、大学に所属する16名による発起人会開催
・文部科学省採択事業「産学公連携によるグローカル人材の育成と地域資格制度(GPM)の開発事業」 開始(事業期間は2012~16年の5年間) ※連携6大学と現在も継続中11月NPO法人「グローカル人材開発センター」設立総会を開催
NPO法人「グローカル人材開発センター」設立認証を京都市に申請
- 2013
2月・京都市からNPO法人「グローカル人材開発センター」設立認証書を受ける
・NPO法人「グローカル人材開発センター」設立登記を法務局に申請
・特定非営利活動法人グローカル人材開発センター 設立
・設立代表者中谷(発足後事務局長)、初代代表理事榊田氏就任。5月京都府「京都ギャップイヤー事業」受託(3年間)
11月京都市「『人材育成型』ソーシャルビジネス等育成事業」受託(1年間)
12月国際シンポジウム「OECD-LEEDプログラム協働研究プロジェクト
地域再活性化のためのスキル訓練環境」 共同開催(於:京都)
- 2014
2月「第1 回グローカル人材フォーラム」 開催
10月OECD-LORC主催国際シンポジウム「京都アライアンスとレジリエントな都市圏」 共同開催(於:フランス)
- 2015
2月「第2回グローカル人材フォーラム」 開催
4月GPMプログラム開始
5月・京都市「京都企業と連携した次代の京都を担う人財の育成事業」受託(継続中)
・京都市「屋外広告物印象評価等調査業務」受託(1年間)10月大学コンソーシアム京都「住環境・就職支援等留学生の受入環境充実事業」受託(5年間)
11月留学生の就職・採用支援事業開始(大学コンソーシアム京都協力)
12月職業紹介事業許可の取得
- 2016
2月「第3回グローカル人材フォーラム」開催
3月地域職能資格グローカルプロジェクトマネジャー(GPM)資格発行開始
4月・仮認定NPO法人制度における「仮認定」(現名称:「特例認定」)の取得
・京都府「ワーク・ライフ・バランス推進企業宣言」登録7月寄附・賛助会員(サポーター)制度導入
9月・内閣府「地方創生カレッジ事業」受託(2年間)
・グローカルセンター「ファンの集い」開始11月「CSOアワード2016」20周年特別賞・オーディエンス賞受賞
12月異業種合同研修(GLOCAL SHIFT CAMP)、
その他研修事業開始
- 2017
1月「経済産業省主催キャリア教育アワード」コーディネータの部 奨励賞受賞
2月「第4回グローカル人材フォーラム」開催
4月京都市「来日直後の留学生を支援するウェルカムパッケージ事業」受託(1年間)
6月京丹後市「京丹後未来会議コーディネート事業」受託 (3年間)
8月京都市「留学生の就職支援・マッチング事業」 (継続中)
- 2018
2月「第5回グローカル人材フォーラム」開催
4月事務所移転(現住所)
5月グラフィックレコーディング事業開始
7月企業・行政向け等社員研修事業開始
- 2019
2月「第6回グローカル人材フォーラム」開催
4月認定NPO法人制度における「認定NPO法人」の取得
6月「大学のまち京都・学生のまち京都」公式アプリKYO-DENT開発プロジェクト実施
- 2020
6月代表理事に行元沙弥が就任
7月三菱みらい育成財団「心のエンジンを駆動するプログラム カテゴリ-2」助成事業採択(高校生対象『Glocal Shift Programme 〜君が世界を変える、君の世界を変える〜』)
11月・京都信用金庫QUESTIONビル Core Partnerとして運営開始
・京都信用金庫QUESTION5階 「Students Lab Office」増設(2拠点運営開始)
- 2021
2月「第8回グローカル人材フォーラム」オンライン開催
10月公益財団法人トヨタ財団2021年度2カ年国際助成プログラム助成事業採択 (「気候変動と貧困問題の同時解決システム構築のため、台湾の”-+モデル”をタイと日本でノウハウ移転を行い各国での展開を図る」)
- 2022
2月・「第9回グローカル人材フォーラム」オンライン開催
・京都市北区「まちづくりプラットフォーム事業」受託4月「グローカル人材論特殊講義」が京産大法学部に開講されて10周年
10月京都府「大学・学生の力発揮推進事業に係るコーディネート業務」受託