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Report 6.16 グローカル人材論特殊講義 by行元
今回のゲストは株式会社リーフ・パブリケーションズより、プロデューサーの上山賢司さんをお招きし、上山さんの仕事観を通じ「はたらくとは?」「これからの社会とは?」大きなテーマでお話を伺いました。
雑誌、Leaf。みなさんも書店で1度は手に取られたことがあるのではないでしょうか?
―情報を集めて編集することを通じ、あらゆる分野に精通する。
上山さんはプロデューサーとして、まさに多岐にわたる分野を横断し数々のプロデュースを手掛けておられます。
【プロデュースとは?】
「初めてのことをする。今までにない新たな価値を生み出す。」
そのために、企画やアイデアをかたちにする。
上山さんが仕掛け人となった400年の歴史で酒造組合と、錦市場のコラボが初めて生まれた歴史的なイベントで
「100年続くイベントにしたい」と様々な人を巻き込み実現されました。
こうした、今までにないワクワクする新たな価値を生み出す数々のプロジェクトを国内外でプロデュース。
また「京都」という地域、世界に一つしかないポジショニングが成功の鍵となっているそうです。
「プロデュースは、小学生だってはじめられる!」という言葉が印象的でした。
【上山さんにとって、はたらくとは?しごととは?】
「何を主体に生きるか」を考えることから。大好きなひとがいて、その人のために働く。
心は豊かな状態か?仕事のために生きているのではない。志していることをやる。
★仕事ではなく、「志事」自分の志で動く。叶える。
誰からも搾取されない、しない。 働く人が選ぶ。選ぶことができる。と信じている。
―Leafの前職では、企業CSRレポートを作成する広告代理店や、秘書、その他様々なお仕事を通じて
社会のリアルに直面し、葛藤をされた上山さんだからこその言葉だなと感じます。
好きなことだけをやるではなく自由を確保するために、やらないといけないことを自ら朝飯前にやる!いやいや働いている人が多い。それだと、仕事→搾取の構造(システム)になってしまう、というメッセージも頂きました。
【ソサイエティ5.0、これからの社会へ】
https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/
ここで、1970(昭和. 45)年に開催された万博のテーマ「人類の進歩と調和」の話に。
「調和はどこにいった?」というメッセージが込められた、岡本太郎の太陽の塔。
ソサイエティ5.0が叫ばれる中で、私たちは「S1.0を体験したのか?」「テクノロジーの功罪とは?-いきすぎたTechnologyはいらないのかもしれない―」など自問自答をしながら、命の失うようなひとが助かったり、本当のいいとこどりをわからないといけないというお話をいただきました。
これからの社会を眺めたときに、法律ではなく個人の中にある美意識が社会を切り開くカギになるというメッセージをいただきました。真善美、心の中に旅する場所が沢山あるのが京都。
【上山さんの問い】
サステナビリティとは?循環型社会とは?自問自答して、1年間かかったそうです。
循環される主体は「もの」だった。そこに、大切なこと、「心」が抜け落ちていた。
願い、おもい、感謝。物質至上主義の再生産にならないような循環をどう次世代に繋いでいくか。
上記のお話と、問いを踏まえ、学生には、みなさん自身が、豊かになる活動【豊活】(ほうかつ)とは?というテーマでディスカッションを行いました。
上山さん、壮大なテーマでのお話とこれからを生きる指針になるお話しをありがとうございました。