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2024年7月活動報告をお届けします🐠
残暑お見舞い申し上げます。三谷です。
今年も「命に危険を及ぼす暑さ」が続いておりますが、皆さまお元気にお過ごしでしょうか。
この暑さが何年後まで続くのか、危機を感じている中ですが、GLOCALは熱く、濃い1か月を過ごしておりました。年度末や春から準備してきたプログラムなどが少しずつ動き出し、学生の学びや成長の姿勢を見て、準備してきた達成感を冷製おでんの大根くらい身に染みて感じております。また、また、7月は恒例の交流企画を新たな形で開催することができ、多くのGLOCALの関係者の温かさや応援の気持ちに包まれる月でした。そんな活動の様子をどうぞお楽しみください。
7月のトピックス‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
■学生の活動
①7/3(水) イオンモール京都五条~店舗課題を解決するアイデアブレストワークショップ~(三谷・大原)
②7/16(火) 高槻高校の高校生12名がQUESTIONへ!学びのプロトタイプセッション(行元)
③7/18(木) 「京都未来共創ゼミ」キックオフ(三谷)
④7/27(土) 「京都版ミニ・ミュンヘンin福知山」大学生アイスブレイクを担当!(外崎・三谷)
■交流・場づくり
①7/10(水)FUNの集い27th「スナックGLOCAL」
②7/10(水)ABD体験会実施「静かに退職する若者たち(金間 氏著)」(三谷)
③7/17(水) ,7/24(水) 山鉾巡行見学会(山田)
■講演・登壇・外部訪問
①7/12(金) 京都市立奏和高校の探求学習にお邪魔しました♪(鈴木)
②7/25(木) 京都工業会 白鷺クラブの例会に大原・行元が登壇させていただきました(大原)
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【夏季休業のお知らせ】
【☆近日開催イベント・プロジェクトのご案内☆】
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■学生の活動
①7/3(水) イオンモール京都五条~店舗課題を解決するアイデアブレストワークショップ~
イオンモール京都五条様および入居店舗である同友店会様にご協力いただき、ブレインストーミングを使用した店舗課題解決のPBL(課題解決型学習)を行いました。大学生6名(内1名は留学生)と書店やアパレル、食品などの4店舗の店長さんにご参加いただきました。
各店舗の取り組みを見学しながら、店長さんからお話いただき、その後「①みなさん(参加者)が来たくなる店舗とは?」「②複合型施設(イオンモール京都五条)だからこそできる地域共創の取組みとは?」の2テーマに分かれ解決策提案を行いました。
提案では、五条大橋での武蔵坊弁慶の伝説があることから、京都や五条という店舗の立地に絡めた独自性のあるイベントや入居店舗による飲食提供がある映画やスポーツなどのパブリックビューイングという内容を、「実現できそう」「実現は難しいがインパクト大の推し企画!」というように、ただ若者目線の思いつきで考えるのではなく、企業目線で分類して考案してくれていました。
<参加者の声>
学生:普段気にしたことないこと、自分では考えつかないことをいっぱい知れて、こんな考え方ができるんだと学んだ。
学生:自分がやりたいことでも、お店の立場から考えるのが大切だと思った。なかなかできないので良い機会になった。
社会人:学生さんが柔らかい頭で考えてくれるのが素敵だった。いつか考えてくれたことができたと言えるように頑張りたい。
社会人:自分もアルバイトの大学生と働く機会があるが、ゆっくり話せない。今日は皆さんの考えが素晴らしいものだと率直に感じた。1つの企業で考えても良いアイディアが出ると思うので、またやってほしい。お客様に伝わるように消化したい。
※上記ワークショップは、京都市「地域企業と連携した次代の京都の担い手育成事業」令和6年度で受託11年目の事業の1つとして実施いたしました。
当事業では、大学生が就活前の早い段階で地域企業と出会い、その魅力を知り、卒業後の京都への就職や定住のきっかけとなることを目指しています。(三谷・大原)
②7/16(火) 高槻高校の学生12名がQUESTIONへ!学びのプロトタイプセッション
行元です。6月に授業にお邪魔したご縁で「是非QUESTIONへ来て下さい♪」とお声掛けしたところ、テストを終えた12名の高校生がStudents Labに、横山先生と一緒に遊びに来てくれました^^
視察だけでも十分価値はあるのですが「私が社会にインパクトを起こすために手がけたい【プロトタイプ】とは?」というテーマで事前学習を行い、そのお題をもとに、当日は試作ネットの佐々木代表にもご参加いただき高校生のテーマについてフィードバック、議論を行いました。テーマは多岐に渡り、まさにGLOCAL。
自閉症をもっている子どもたちの支援:応用行動分析学「ABA (Applied Behavior Analysis)」、グローバルヘルスシリアの難民のPTSD、地域のコミュニティづくり、病弱教育、などなど
一人ひとりの問題意識に触れ大人が背筋が伸びる時間を過ごしました。また遊びに来てくださいネ♪
③7/18(木) 「京都未来共創ゼミ」キックオフ
京都未来共創ゼミは京都で学ぶ大学生が大学や学年の垣根を超えて活動する場です。7月から3月までの期間で、普段会えないかっこいい大人や地域企業と出会ったり、仲間同士で学びあいます。8月は課題解決プロジェクト、それ以降はフィールドワークや企業訪問、ゲスト講師とのワークショップを通して、ここでしかできない学びを深めます!
参加した学生は、消極的な性格を変えたい、自分にしかできない経験を通して自分の言葉で話せる就活のネタを作りたい、面白そうだから参加します!など様々な想いをもった京都市内の学生が集まっています。
<【目標設定】3月どんな状態でありたい?どんなスキルを身に着けたい?>(一部抜粋)
・自分でやりたいビジョンを論理だてて語ることができるスキル
・シンキング力、自分で考え抜く力、課題発見解決能力
・非言語を変語化する能力
・相手の伝えたいことを捉える能力
彼らのこれからの成長がとても楽しみです!今後の配信をお楽しみに!(三谷)
④7/27(土) 「京都版ミニ・ミュンヘンin福知山」大学生アイスブレイクを担当!
このプロジェクトは、子どもたちがお店や役所の仕事を担い仮設のまちを期間限定で運営する取り組み「ミニ・ミュンヘン」の京都版開催に向けて、大学生チームが子どもたちの活動に伴走するプロジェクトです。この日は6月のキックオフから3回目の福知山での活動となりました。夏休みが始まり観光客も増えてきた福知山駅に到着し、本番の会場を福知山商工会議所青年部の皆さまに案内していただき、当日のワークショップ会場へ向かいました。
この日の学生チームの活動の目玉はワークショップを盛り上げる「アイスブレイクの実施」でした。大学生が提案したのは紙とテープで作る塔の高さを競う「ペーパータワー」です。椅子を使って高い高いタワーに挑戦するチームもあり、子どもたちの素直さや独創性があふれるペーパータワーが何処まで高くなるか、学生の後ろで見守りました。
本編となるワークショップではどんな仕事をしたいかを話し合い、開催当日のまちの姿が見えてきました。8月の開催当日まであと4回のワークショップを経てどんな形になるのか乞うご期待です!学生がプログラムのInstagram(https://www.instagram.com/mun_chen0812/)を開設したのでぜひご覧いただき、よろしければ8/12、ドッコイセ祭り会場へもお越しください。(外崎&三谷)
■交流・場づくり
①7/10(水)FUNの集い27th 「スナックGLOCAL」
今年度最初のグローカルFUNの集いはその名も「スナックGLOCAL」! 初めての試みとして、QUESTION1Fのバーにて、我らが代表理事行元と財務大臣こと大橋が、来店された皆さんに飲み物を振る舞いました。総勢約50人が集まる大盛況となり、特にテキサス大学からの留学生8人が本気でクイズビンゴを楽しみながら言語の壁を超えてコミュニケーションを紡ぐ姿が、場の多様性と面白さを引き出してくれたのがとても印象的でした。
次回は12月開催予定です。また皆さまにお会いできることを楽しみにしております☺
②7/10(水)ABD体験会実施「静かに退職する若者たち(金間 氏著)
“マリン”こと三谷が先日、ABD(アクティブブックダイアローグ)ファシリテーターの資格を取得しました。今回そのABDのデビュー戦として『静かに退職する若者たち』(著:金間大介)でワークショップを実施しました。
ABDとはグループで行うワークショップ形式の超対話読書法です。1冊の本を分割して分担して読み、それぞれで要約をします。 要約したものをその場で発表し、全員で本の内容について話し合う、という一連の流れを辿ることで、いろんな人の考えに触れられると同時に能動的な気づきや学びが得られるという学びの手法の1つです。今回は、学生、金融業、マーケティング業、通信事業に携わる社会人等多様なご所属の方々10名の参加をいただきました。
<ABDを体験してみての参加者の感想(一部抜粋)>
・要約のパートでは設定時間が短く、余計なことを考えずに、著者が言いたいことに集中して、担当パートを書き起こすことができたように思います。そのうえで、発表パートでは、さらに内容を絞らないといけないので、その時に、それぞれの担当者の経験や感覚という色が出たような気がして、両面で楽しめました。
<本の内容や対話の時間での感想(一部抜粋)>
・会社で人事担当をしている身としてはドキッとする内容でしたが、最近の若者…という括りには当てはまらない30代の私でも理解できる部分があり、改めて人材採用、研修の難しさを実感しました。本の続きが気になるので、自分で購入して読んでみようと思います。
・会社の肩書で満足できるのは、わたしの世代(現在37歳ですが)より上くらいまでかなと思っているものの(下の世代は会社の肩書では満足できない)、会社としては会社が保有するリソース(立場を含めて)を提供することが基本だと思うので、そのギャップってどうやったら埋められるのだろうかと思いました。
参加者の対話を聞いていて「解説されていることや問題視されていることは、10年前、20年前と実は変わっていないよね」という声に驚きました。1冊の本を通して色々な人たちと意見交換をするからこそ生まれた気づきで、とても興味深かったです。
出張開催も可能ですので、ご興味がありましたら、お気軽にお問合せください!
③7/17(水) ,7/24(水) 山鉾巡行見学会
今回初めての取り組みとして、普段Students Labのイベントやオープンスペースで活動をしてくれている学生を祇園祭の山鉾巡行の鑑賞会に招待しました!(今回、QUESTIONのご厚意により、実現した企画で学生が特等席で鉾を鑑賞することができました。)インターンの“みぞ”こと溝川が祇園祭に関するクイズや祇園祭の歴史に関する資料を作成してくれて、単純に鑑賞を楽しむだけでなく、これまでの歴史や祇園祭に込められた想いなども併せて楽しむことができました。また、これからの祇園祭の存続について話し合い、未来の祭りの在り方や近年の社会課題と掛け合わせて考える有意義な時間を過ごすことができました。スタッフの三谷からは「6年半京都にいますが、鉾それぞれの意味や鉾の巡回の順番の決め方など初めて知ることばかりで、まだまだ京都でも知らないことが多いなと驚きを隠せませんでした。」という声もありました。(山田・三谷)
■講演・登壇・外部訪問
①7/12(金) 京都市立奏和高校の探求学習にお邪魔しました♪
こんにちは、インターンの“Bell”こと鈴木です!奏和高校では総合的な探究の時間に、生徒たちが持っている問題意識を起点とし、「自分たちを含めた周りの全員を笑顔にできる」ことを目指して解決案を作成・実行をするという取り組みをされています。
今回参加した「お!ピニオン会」は、生徒たちが考えた探求テーマ・解決策を発表し、学生たちが探求するテーマに先駆けて、または似たような活動を行っている個人や団体が「応援(助言や協力)」をするという場でした。
高校生の探求テーマや解決策には、「子どものための居場所を作る」や「自分を好きになれるような取り組み」があり、子どもたちが感じている問題意識には楽しい場所がないという事や自己肯定感が低い事など、人との関わり・個人の生きている幸せといったテーマが中心になっていました。
発表の中で机上の空論ではなく、確かなデータやアンケートを基に自分たちなりのアクションが考えられていて、よく生徒たちが考えた提案が深められていると思いました。
今回の「お!ピニオン会」で社会人の方々のフィードバックを受け、次回アップデートされたアクションが楽しみです!(鈴木)
②7/25(木) 京都工業会 白鷺クラブの例会に大原・行元が登壇させていただきました(大原)
学生のリアルな声、京都企業の魅力、そしてアクション
~ALL KYOTOのグローカル人材育成の10年の軌跡とこれから~
大原です。今回、今春まで私たちの理事を努めていただきました京都工業会の金井様からのご依頼で、白鷺クラブに所属されるものづくり企業の若手経営者の方々へ、上記テーマでお話をさせていただきました。
みなさんは、就職を控えた学生(若者)について、どのような「イメージ」をお持ちでしょうか?世間では、「おとなしい」「仕事よりプライベート優先」「飲み会はムリっっ!!」などの「イメージ」を持たれているように思います。(中小企業に9年勤めた、過去の私もうっすらそんなイメージを持っていました笑)
今回の登壇では、世間や大人が学生をそのような「イメージ」で見ているように、学生もものづくり企業や中小企業を「イメージ」で見ているのではないか?という問いに始まり、マクロ視点での就活意識調査データや、ミクロ(地域)視点でのグローカル10年の歩みの中で、関わってきた学生の中小企業に対する前向きな目線の変化をご紹介することで「イメージ」ではない「手触りのある学生」を知っていただきました。
ちなみに、中小企業推しの私は希望を持ちましたが、昨年12月に京都のものづくり企業へ一緒に訪問してくれた学生は「こんなにカッコイイ大人がいるなんて!」と感動していました。
熱い想いを持つ経営者や従業員の方と近い関係を築きやすいことは、大手と比較し、中小企業の若手採用における強みなのではないかと感じます。
登壇では最後に、グローカルの得意技として、アクション(実践)を行うために「学生はグローカルが連れて行きます!どういうセッションをしますか?」という問いを投げさせていただきました。急な振りでしたが、経営者の方から「確かに若者が何を考えているかは聞きたいよね。」というお声を頂きました。つたない講演でしたが、就活中の学生が企業を知ろうとするように、少しでも「大人」が「若者」を知るきっかけになっていれば本望です。
就活のように改まらず、「ちょっと最近の学生どうなん?」と聞きたくなったときは、私たちグローカルにお声がけいただければお力になります!
白鷺クラブのみなさま、金井様、貴重な機会をありがとうございました!
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【夏季休業のお知らせ】
8/13(火) ~8/16(金) まで夏季休業とさせて頂きます。
なお、8/10(土) ~8/18(日) までStudents Labも閉室となります。
ご不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
https://glocalcenter.jp/2024summer/
【☆近日開催イベント・プロジェクトのご案内☆】
1.大学生向け<残席:1名>試作ネット「なんでもつくることができる」プロジェクト始動
このプロジェクトでは、学生のみなさんの感性を鍵に、試作ネットの皆さんと『2050年のものづくりの未来』について思索します。
(詳細はコチラ:https://note.com/glocalcenter/n/nfc1fc9b4995f)
【開催概要】
〇初回日時:2024年8月31日(土) 15~17時「キックオフ」実施
〇日 程:①8/31(土)15~17時、②9/5(木)18~20時、 ③9/20(金)18~20時、④10/16(水)18~20時
〇定 員:7名 <残席:1名(8/8時点)>
〇場 所:QUESTION 5階 Students Lab/オンライン(関東組)
≫申込フォーム:https://forms.gle/ZqoXNX1htDBBc8Pm7
★どっぷりつかってしまっているこの試作ネットのあたりまえを壊したい!
ぼくらでは分からない超越した世界、これから40年活躍する学生が考える未来を一緒に見つめたいです。by 試作ネット 佐々木代表
2.<大学生向け:追加募集中>京都未来共創ゼミ~京都の未来を創るサードプレイス~!
3月まで月に1回の活動を通じて一緒に成長をするメンバーを募集中!
京都の大学に通う同世代の仲間たちとともに複数の企業と出会い、学びや実践を重ねる環境を準備してお待ちしております!
【おススメ3つの要素】
①:多様なバックグラウンドの学生が集まり、学年や大学を越えて学び合える
②:普段会えないプロフェッショナルと学ぶ、唯一無二のゼミ体験学習
③:継続的な参加で学びから実践へ、スキルと考え方を確実に身につける
★8/26のゲスト講師:京都信用金庫 理事長 榊田 隆之 氏
詳細・お申込み https://glocalcenter.jp/students/projects/kyotomiraiseminar/
~8/17(土曜)まで申込受付中!
3.大学生向け【9/11(水)】イオンモール高の原~店舗課題を解決するアイデアブレストワークショップ~
地域の企業と連携し、企業の持つ課題について学生チームが解決策を提案する企画です!
普段なかなか目にすることのできない、企業の様々な取組みや企業人としての価値観、考え方に直接触れることができます。また、他大学の様々な学生と繋がることができます!
【ミッション(プロジェクトで取り扱う課題)】
①みなさん(参加者)が来たくなる店舗とは?
②複合型施設(イオンモール高の原)だからこそできる地域共創の取組みとは?
イオンモール高の原に入居する店舗担当の方から各店舗の取組や課題感をお聞きし、カヤック式ブレインストーミングという手法を活用したワークショップを実施します。
(詳細はこちら:https://glocalcenter.jp/students/projects/aeontakanohara/)
【開催概要】
〇日 時:2024年9月11日(水) 13:00~16:30
〇場 所:イオンモール高の原 4Fこすもすホール
〇連携企業先:イオンモール高の原、イオンモール高の原同友店会(入居店舗)
〇定員:10名(締め切り:9/4(水))
〇参加対象:大学生、大学院生、短期大学生、留学生
〇参加費:無料(交通費は実費負担)
≫お申込み:https://forms.gle/PybyxD52UExMR69F8
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日本全国が酷暑、また局所的な豪雨、地震などに見舞われ、内心穏やかではありませんが、どうぞご自愛ください。