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2024.07.05

2024年6月活動報告をお届けします🐸

こんにちは。グローカルセンター大橋です。
7月に入ってから連日、酷暑が続きますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか?

7/3から20年ぶりに新紙幣が発行されましたね。
もう、手にされましたか? 新一万円札の顔は、渋沢栄一。
彼は『論語と算盤』を通して、「論語(倫理道徳)と算盤(ビジネス)は一見相反するもの。
だが、その二つの融合が大切である」と言っています。
つまり、「論語 ″か″ 算盤」(OR)ではなく、「論語 ″と” 算盤」(AND)。
「道義を伴った利益を追求するとともに、公益を大事にせよ」と。

彼が説く「″と″ (AND)の力」は、一見相反するもの同士を組み合わせることによって、
そこにある条件が整うと、化学反応が起こり、それまで考えつかなかったような
新しいものを生み出す力と考えることができます。

私たちは、NPOだからこそ、グローカルセンターだからこそできる、
「″と″の力」を模索しつつ、新しい可能性を広げていきたいと思っています。
これから色々な化学反応の過程も一緒に応援していただけると嬉しいです!

6月の活動は多く、皆さまにお伝えしたい事項が盛りだくさんですが、
その中からピックアップしてお届けいたします。

6月のトピックス‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
■事務局よりご報告
①新役員体制について(代表行元3期目続投・新理事:三木・西岡)(大橋)
②トヨタ財団WEBサイトへの代表行元の寄稿文掲載について(大橋)

■学生の活動
①6/4 株式会社大林組 万博パビリオン視察(三谷)
②6/16、29 京都版ミニ・ミュンヘンin福知山プロジェクト始動!(三谷、外崎)

■交流・場づくり
①(外国人起業家×日本人起業家)6/13 KIEC×WAOJEイベント(Hila)
②(学生×社会人)6/25 第6回「ジェネコネ」開催の様子(鈴木)

■講演・登壇
①6/13 京都産業大学 グローカル人材論特殊講義「京都企業の魅力とは~京都の産業に触れる~」(大原)
②6/18、25 高槻高等学校 グローバルリーダーセミナー講演(行元)
③6/27 十文字学園女子大学 講義登壇 “働くを考える”きっかけ (行元)
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■事務局よりご報告
①新役員体制について(代表行元3期目続投・新理事:三木・西岡)
 5月31日、2024年度第1回理事会にて、任期満了に伴う役員改選が行われ、6月3日開催の第2回理事会にて、代表理事行元、3期目の続投が決まりましたのでご報告いたします。
 6月1日付にて、ライフイズテック株式会社、元京都市 総合企画局 大学政策部長の三木 仁史氏に理事としてご就任いただくこととなりました。三木氏は2021年〜2023年にかけて文部科学省からのご出向で京都市の大学政策に携わり、その折に、当センターの活動に共感いただいたご縁が今回このような形で実を結びました。
 また、6月11日付にて、公益社団法人 京都工業会の金井  進氏が役職交代により退任となり、後任に西岡 誠司氏に理事としてご就任いただくこととなりました。

 新役員体制のもと、役員、スタッフ一同、「教育の社会化」による教育の実践の輪を波及させ、事業活動を邁進してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。(大橋)
                                        

②トヨタ財団WEBサイトへの代表行元の寄稿文掲載について
公益財団法人トヨタ財団のWEBサイト内の「助成先の活動紹介」ページにおいて、代表行元による寄稿文が掲載されました。
下記URLより寄稿文をご覧いただけますので、お時間ありましたらぜひご覧ください。
https://www.toyotafound.or.jp/activity/evaluation/joint00_contribution14.html

この寄稿文では、当センターが2021年度に採択され、2023年10月まで台湾・タイとの協働で実施した
国際助成プログラムや2023年度採択、2024年8月から本格始動する「イニシアティブプログラム」の取組みや思いについてお伝えしています。
協力いただいたみなさま、応援してくださっているみなさまありがとうございます。(大橋)

■学生の活動
6/4 株式会社大林組 万博パビリオン視察
2月に関西財界セミナーでご縁をいただいた株式会社大林組の副社長永井様のご厚意で、万博パビリオン会場にご招待いただき、現地視察に行ってまいりました。
立命館大学、龍谷大学、京都大学、京都産業大学、UBC(ブリティッシュコロンビア大学)の
10名の大学生・大学院生が参加。

大林組 の永井様から学生へのメッセージでは「前回のEXPOで、国や地域を超えて出会った人たちが語らい、未来を思索する視点が互いにインスピレーションとなり、今の社会を支える科学技術の発展につながっている。そうしたことを想いながら、是非みなさんも、未来社会を支える一人として足を運んでいただきたい」と、セレンディピティ(偶然の産物)の語源である
セレンディップの3人の王子たちの物語を鍵にメッセージをいただきました。
 普段なかなか入ることができない特別な場所で、次世代を創る若者たちと未来の可能性や「いのち」について感じ、考える…という生涯では何度も体験できない素敵な機会でした。
大林組の皆様をはじめ、関係者の方々には感謝の気持ちでいっぱいです、ありがとうございました。(三谷)
▼訪問の様子ははこちら
https://note.com/glocalcenter/n/nb9a16a92bb79

②6/16、29 京都版ミニ・ミュンヘンin福知山プロジェクト始動!
このプロジェクトは、福知山市で毎年8月に開催される「ドッコイセまつり」の中で開催される
【子どもたちが1日限りで運営する仮設のまち】に向けて、子どもたちの自由な発想や成長を見守る立場で参加し「子育て」を体感するプロジェクトです。プロジェクトには、子どもたちに触れ合う機会が欲しい!と集まった大学生5名が参加しています。

6月は、8日に学生メンバーの顔合わせ、16日と29日には福知山市内で、事業を主催する福知山商工会議所青年部と京都府の担当者の皆さんとの顔合わせと、地域から集まった元気な子どもたちとのワークショップがあり、全員福知山に行くのは初めて!ということでわくわくした様子で電車に乗り込みました!
子どもたちと一緒に楽しむ学生にきいてみると、企画運営に熱い思いを持って取り組む福知山商工会議所青年部の皆さんの姿を見て「社会人」のイメージが変わったというメンバーも。活動は8月12日の開催に向けてこれからが本番です!
どんなまちが生まれるのか楽しみです。関心を持っていただけた方はぜひ8月12日当日、子どもたちがソウゾウ(想像・創造)するまち「京都版ミニ・ミュンヘン福知山」へぜひお越しください! (三谷・外崎)

■交流・場 づくり
①(外国人起業家×日本人起業家)6/13 KIEC×WAOJEイベント
共同運営者としてコミュニティ醸成に携わっているKIEC(Kyoto International Entrepreneur Community)と、京都を拠点に海外展開を志すビジネスマインドが旺盛な起業家や経営者が集まる組織であるWAOJE京都の初の合同イベントを6/13に開催し、60人以上が参加し、盛会となりました。2018年にKIECをスタートしてから幾度となく言語の壁に課題を感じ、コミュニティが外国人ばかりが集まる閉じたものになるのではなく、どうにかもっと地域の日本人とミックスの場を提供できないものかと悩んできました。日本語と英語が入り交じる交流会の風景は、その壁がようやく瓦解したなと感じるとても感慨深いものでした。(Hila)

②(学生×社会人)6/25 第5回「ジェネコネ」開催の様子
こんにちは、グローカルセンターインターン生の“べる”こと、鈴木です!今回は6月25日(火)に開催された第6回QUESTION学生×社会人交流会「ジェネコネ」の様子をお届けします!

「社会人とフランクに話す場がほしい」、「学生と話をして価値観をアップデートしたい」「将来・これから、何をしていけばいいんだろう」といった声を学生や社会人のみなさまから頂き、QUESTIONと共催で2ヶ月に1回学生×社会人交流会「ジェネコネ」を開催していて、その第6回目の開催となりました!今回の参加者は学生15名、社会人13名の計28名。

下記5つのテーマについて、それぞれグループごとに話し合いました。
・将来の夢の見つけ方、叶え方
・なぜ人は旅行をするのか?
・面白いってなに?面白い人の共通点とは?
・モチベーションってなに?
・学校に行く意義って?

イベント後も1階のカフェ・バー・ラボ「河原町御池南東1F」で新たに学生と社会人の交流が生まれていました。
参加学生からは、こんな声が出てきました!
「今回初めて社会人とじっくり話す機会を得て、今まで経験したことの無かった話など、バックグラウンドが異なった人と話すことができて面白かった。」
次回のジェネコネは、8月9日(金)です!お楽しみに!(鈴木)

■講演・登壇
①6/13 京都産業大学 グローカル人材論特殊講義「京都企業の魅力とは~京都の産業に触れる~」
大原です。当センターが京都産業大学の講義(グローカル人材論)をコーディネートしている様子のご報告です。
私は中小企業のメーカーで7年国内外の営業を担当していた経験から、現場感を持って日々上記のテーマについて考えています。

企業人のみなさんは、新聞やニュースからの情報では、社会において最近の大学生は、収入や福利厚生、「転勤がない」というような待遇面の安定を重視し、自分のプライベート時間の確保を重視するというイメージを持たれている部分があるのではないでしょうか。

今回の講義は主に2~4年生が参加しており、実際の学生が「企業」や「働く」について、どう考えているのか知りたいと考え、「どんな会社のどんな環境で働きたいか?」というアンケートを記述式で投げかけました。回答は21件で「待遇の安定」を重視する意見が3割ほどありましたが、それと同程度の「伝統産業、地域への貢献」や「人のため、社会のため」のように、仕事や企業の持つ「社会貢献」を重視する意見がありました。
また、「早くからの成長」を重視するために、色々な業務を経験できたり、研修の機会が確保されているなど、「自己研鑽しやすい環境」を求める声も多くありました。

さらに、働きやすさや、企業の成長のために活発なアイディア出しが必要との理由から、上司と若手の間での「風通しのよさ」を求める意見も多数ありました。

特に印象に残った回答として、講義内で当センターシニアフェロー石津さんの導きでご紹介いただいた京都の中小企業の話に対し「地元京都を拠点に国内から世界へ向けて販売を行い、地域活性化に大きな役割を担っていることを知り、非常に魅力的だと思った。」がありました。人材不足が特に厳しく、学生と出会う機会が少ない中小企業にとって、このような魅力に気づいてもらうことはとても大切ではないでしょうか。給与や休暇など待遇面で大手と競うことは難しいかもしれません。
しかし、今の学生が今回のアンケート結果の考えや先述の意見を持っているという認識を持ったうえで、学生に魅力を伝え、ミスマッチを減らすことを目的に、職場に学生を招待したり、経営者や従業員の方が学生と気軽に対話できる機会を設けるなど、学生が企業を身近に感じる活動を行うことが、より必要ではないかと感じました。そして、そのような機会を多く設けられるよう、私たちグローカルセンターをぜひ使っていただければと思います。

・6/20 株式会社片岡製作所 片岡宏二会長
・6/27 株式会社堀場エステック 堀場弾社長   にお越しいただきました。

お二人のレポートは、学生の声も交え個別upさせていただきます。有難うございました。(大原)

②6/18・6/25 高槻高等学校 グローバルリーダーセミナー講演
高槻中学・高等学校 国際教育コーディネーター英語科教諭 横山貴之先生から貴重な機会をいただき、高校生たちにパワーをもらいに行きました✨40名のクラスでの講義、その後15名の放課後クラスだけでも私はへろへろに。全国の先生の日々のお仕事へのリスペクトの気持ちが強くなりました。
さて、講演と言っても、私はお話する気持ちでいくので今回も、私から【自分の専門だけだとどうなる?】という問いを投げかけてみました。みなさんはどう思いますか?

▽学生からの回答
・ひとりやひとつの分野では限界があり、一つの視点でしかみれていないと、結果が一つの方向になってしまう
・理系の人がすごい技術をもっていたとして(政策立案者や意思決定をする人が)技術や社会の現状がわからなければ、社会に還元できない
・頭の引き出しを多く持つと、関係のある分野がつながり、限りなく忠実に自分の軸をもつことができる。
・科学、情報、物理、生物いろいろ分かれている。化学でも物理が必要、相互関係が生まれている。越境しないと、知りたい知識が深められない
・洞察や影響を及ぼす時には、一つの分野一人の人間がやることは知識的にも限界がある。みんなだと突破できる

‥‥と。これ、高校一年生の回答です。私は、感動して、これは学生の熱量をそのまま受け止めてくださる大人に伝えたいと思いました。そして翌週、予定していなかった授業時間を無理やり作っていただき、かねてより2050年のものづくり・試作の可能性について学生と話したい、学生にききたいとおっしゃっていた京都試作ネットの佐々木代表にお話いただきました。この続きのストーリーもお楽しみに!(行元)

③6/27 十文字学園女子大学 講義登壇 “働くを考える” きっかけ
「さやさんには“働くを考える”きっかけをいただけると良いなと思っております。」と、十文字学園女子大学の松永先生から
ご連絡をいただき決まった講義。
受講者は2年生が大多数で、文芸文化学科という文学部系の学生が多いクラス50名対象としています
「アンコンシャスバイアス」について考えたり、ワークライフバランスについて学んできたそうです。
みなさんなら、どんなことを話しますか?私は「好きと得意」をどんどん伸ばそうをテーマに、まず自分の好きなことや
得意なことを
動詞で表現するワークを切り口に、お話させていただきました。

 変える仕事、生み出す仕事、支える仕事・・・
また後半は、下記、「学生を『大人扱いする』」について私が書いたブログを読んでもらった感想や今のリアルな悩みを吐露してくれる場面もありました。これについては、続編を書いてまとめたいと思います!(行元)https://note.com/glocalcenter/n/n444d04ffaa7d

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【☆近日開催イベントのご案内☆】
1.7/10(水) ABD体験会

Active Book Dialog(略称:ABD) をご存知ですか?
本が苦手な方でも楽しみながら、グループで行うワークショップ形式の読書法です。
今回取り上げる本は『静かに退職する若者たち』(著:金間大介)です。

・今の「職場の若者」を理解したい
・若手社員とのコミュニケーションに苦慮している
・若手社員の退職を防ぎたい

そんな皆さま必読の1冊を、ABDで読み解いてみませんか?
「今どきの若者当事者です!」という学生の皆さんも大歓迎。

 〇日 時:7月10日(水)16:00~18:00
 〇場 所:QUESTION 5F Students Lab
 〇参加費:無料
 〇詳細・申込み:https://glocalcenter.jp/events/abd/【7/9(火)申込み〆切】

2.7/10(水) グローカルFUNの集い27th『グローカルスナック』
グローカルセンターにかかわる全ての人の交流会「ファンの集い」
今回は、QUESTION1階のバー「河原町御池南東角」のカウンターを
グローカルセンタースタッフが貸し切り運営します!ぜひお越しください♪

〇日 時:7月10日(水)18:30~21:00
〇場 所:QUESTION 1F
〇参加費 (軽食と1ドリンク付き)
 ・学生参加費:500円
 ・社会人参加費:2000円
〇申込み【7/9(火)〆切】
 ・学生用申込フォーム:https://forms.gle/fyzRVcQTta6ZtVKz9

 ・社会人用申込フォーム:https://forms.gle/BFbDL6vwMkNdvkn48

☆詳細:https://glocalcenter.jp/events/glocal-fun-27th/

 

【Students Lab閉館・営業時間変更のお知らせ】
終日閉館:7/13(土)・7/16(火)
祇園祭・山鉾巡行開催に伴う営業時間変更:7/17(水)・7/24(水)14時~20時

 ※上記の時間帯以外は入館できません。
 祇園祭・山鉾巡行を鑑賞する目的でのQUESION館内立ち入りはご遠慮ください。

【夏季休業のお知らせ】
 8/13(火)~8/16(金)まで夏季休業とさせて頂きます。
 なお、8/10(土)~8/18(日)までStudents Labも閉室となります。
 何卒、ご理解の程、よろしくお願いいたします。

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