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2025.04.05

2025年3月の活動報告をお届けします

いつもありがとうございます、グローカルセンターの行元です。
今回の活動報告は、まずはじめに御礼からお伝えさせてください。

2024年度、寄附件数は年間約140件ございました。
今年度初めて寄附をしてくださった方、毎年ご寄付を頂いている方、本当にありがとうございます。
認定NPOとして活動を継続するためには、一定の寄附/寄附者がいることの証としてのパブリック・サポート・テスト* をクリアすることが条件となっています。
(*「一般市民に支援されている度合い」を計るために設けられており、「寄付者の人数」「寄付金額」「寄付金収入の割合」等を基準とした項目が定められています。)

真の目的は、活動への理解者・共感者の存在を感じながら進むことで、日々、数値化しづらい成果を見つめ長期的な目線で活動する際のバロメーターとなり、大きな励みとなっています。

この感謝が伝わると嬉しいです。社会の中の役割として、私たちは教育はすぐに役立たない時間がかかるアウトカムを見つめる活動を続けるミッションを持っています。「寄附」を通じた理解者の存在なしには成立しません。どれだけ私たちの心の支えになっているか✨
本当にありがとうございます。

さて、3月も走り抜けた1か月でした、みなさんも年度末おつかれさまでした。

デンマークの国営郵便サービスが2025年末にすべての手紙配達を終了すると発表したというニュースが象徴的でした。時代とともに役割を終え、400年のサービスが終了し形を変えて人と人とのコミュニケーションは残り続ける。

だからこそ、変えたり、なくしたり、生み出したりするときに、先人や経験者の声にヒントをもらうのと同じように若者の声にも耳を傾ける社会を創りたいです。
その姿勢が伝わった時、若者たちは一人一人が、考えたことを言葉にして表現できると思います。3月も、おかげさまで多くの地域や事業に関りを持たせていただき、耳を傾けてくださる皆さんと共に、学生たちは考え、表現した1年だったと思います。
それでは、2025年3月の活動報告をお届けします。

 


3月のトピックス‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
①3/5【京都市×GLOCAL】映画・テレビの”あるシーン”を支える ㈱高津商会様企業訪問
(三谷・インターン溝川)
②3/6【京都市×GLOCAL】途上国から世界へ届ける、モノづくりの真実!㈱マザーハウス企業訪問プログラム(三谷)
③3/14 【京都市×GLOCAL】2024年度京都市事業学生×企業連携PJ成果報告会(三谷・インターン溝川)
④3/14 GLOCAL FUNの集い 29th開催 (インターン鈴木)
⑤3/15 京都府「令和6年度 大学・学生とともにのばす京都プロジェクト成果報告会』運営よりご報告(外崎)
⑥3/15 Social Good Day 2025「地域企業×学生 ホンネの座談会」WS開催(山田・インターン 鈴木)

■交流・場づくり
⑦3/7-8 十文字学園女子大学@埼玉 (早期就活スタート準備特別講座)(行元)
⑧3/23 【京都府×GLOCAL】ビジネスアイデアワークショップ実施 (行元)

■企業研修・セミナー
⑨3/21 尾鷲成果報告会 (三谷・インターン松本)
⑩ 京都府 外国人起業家支援事業90days Kyoto Stay Program (山田)

【☆近日開催イベント・プロジェクトのご案内☆】
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■4/23(水)開催 第11回学生×社会人交流会「ジェネコネ」
https://glocalcenter.jp/events/gene-conne11/

【★お知らせ★】
〇4月グローカルセンター事務局及びStudnets Labの休館日について
4/15(水)は、事務局およびStundets Labともに閉館となります。
4/15は終日、弊センター内でのミーティングに伴う閉館となりますので、
緊急の御用の際には、070-5262-7066までお電話ください。

〇GW期間中のStudnets Lab休館日について
4/26(土)~5/6(火)まで閉館となります。
皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解の程お願い申し上げます。

3月のトピックス‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

■学生の活動

①3/5【京都市×GLOCAL】映画・テレビの”あるシーン”を支える ㈱高津商会様企業訪問

学生と株式会社高津商会の企業訪問プログラムを通じて、映像制作の裏側で重要な役割を担う小道具の世界を学びました。創業100年を超える同社は、映画やテレビで使用されるさまざまなアイテムを扱っています。見学では、時代劇に欠かせない小道具やセットを間近で見られ、製作の工夫を知る貴重な機会となりました。
学生たちは倉庫を見学し、小道具がどのように選ばれ、制作されるのかを体験。「普段気にしない小道具の重要性を知った」「制作過程を学び、映像制作に興味が湧いた」「小道具一つひとつの細部へのこだわりが作品に与える影響を実感した」などの声が上がりました。
リアルを追求するスタッフの姿勢にも感銘を受け、今後は映像作品を見る際に小道具やセットにも注目し、その裏側にある職人の技や工夫を感じ取りたいという意見もありました。映像制作の世界をより深く知る貴重な機会となりました。ご訪問の受け入れをありがとうございました!(三谷・インターン溝川)

②3/6【京都市×GLOCAL】途上国から世界へ届ける、モノづくりの真実!㈱マザーハウス企業訪問プログラム

学生と株式会社マザーハウスを訪問し、学生たちはブランドの理念や商品開発、生産者との関係について学びました。途上国から世界に通用するブランドを目指し、単なるビジネスではなく社会課題解決を追求する姿勢に触れる機会となりました。
対話セッションや店舗見学では、バングラデシュやネパールで生産されるバッグやジュエリーがどのように作られるかを学びました。素材選びや職人技術がブランドの価値にどうつながるのかを知り、デザイン性と機能性を両立させる工夫に感銘を受けました。

学生たちからは「生産者と共に成長する考え方に共感した」「製品の背景を知り、普段の見方が変わった」などの声が上がりました。また「社会課題解決とビジネスの両立の難しさを実感した」「将来の社会との関わりを考えるきっかけになった」といった意見もありました。
今回の訪問を通じて、単に製品を作るだけでなく「想いを届ける」ものづくりの哲学に触れ、ビジネスと社会貢献の可能性について深く考える機会となりました。(三谷)

 

③3/14 【京都市×GLOCAL】2024年度京都市事業学生×企業連携PJ成果報告会(地域企業と連携した次代の京都の担い手育成事業)

三谷が2024年度の主担当を務めた京都市事業の集大成として、最終成果報告会を開催しました。当日は、プロジェクトの成果報告にとどまらず、パネルディスカッションや参加者同士のトークセッション(ワークショップ)も行われ、多世代が交流する場となりました。

パネルディスカッションでは、「採用プロセスや社内教育の重要性」をテーマに、ゲスト講師である社会人の方々とプロジェクト参加学生が議論を交わしました。講師の横川さんからは匠弘堂の独自の採用方法について、横町さんからは人事経験を踏まえた視点が語られ、学生からは就職活動や働くことへの考えが共有されました。レポートには、このディスカッションの一部を抜粋して掲載しています。

▼ディスカッションの内容を参考に、対話ワークショップで話し合われたテーマ
・どんな人と働きたいか
・人が成長するために必要な経験とは?
・7年後の自分のために今しておきたいこと、7年後にありたい姿

学生と社会人が立場を超えて語り合うことで、多くの気づきや学びが生まれた報告会となりました。今後もこうした対話の場を大切にしていきたいと思います!

▼インターン鈴木君が当日の様子を書いてくれたので、ぜひご覧ください!
https://note.com/glocalcenter/n/nee85736dc409
当事業は課題解決や企業訪問を通じて、就活前の早い段階から普段出会えないような企業、事業者と出会い、関心を持ってもらうようなプログラムです。
(三谷・インターン溝川)

 

④3/14 GLOCAL FUNの集い 29th開催


3月14日金曜日にGLOCAL FUNの集い29th 卒業式スペシャルを開催しました!

GLOCAL FUNの集いとはグローカルセンターが、定期的に行っている、ファンミーティングです。 理事、企業人、大学生、高校生、社会人事業部、スタッフが一堂に集い、ゆるく、時に熱く、フラットな形で話し合う場です。
今回は”卒業式スペシャル”ということで「面白い卒業式」について、参加者がグループごとに分かれて話し合いました。そして、その卒業式の案を、2024年度の通年プロジェクトに参加した学生や、3月に学校を卒業する、これまでグローカルセンターと関わってきた学生を卒業生として迎え、実際に卒業式を行いました!

グローカルセンターに深く関わってくれた卒業生に対して、今までの感謝やこれからの激励を伝えることができた、感慨深い卒業式イベントとなりました。

そんな当日の様子は下記note記事よりご覧ください(インターン鈴木)

▼GLOCAL FUNの集い 29th
https://note.com/glocalcenter/n/n6a6a445eb02f

 

⑤3/15 京都府「令和6年度 大学・学生とともにのばす京都プロジェクト成果報告会』運営よりご報告

「大学・学生のまち京都」の魅力の充実・強化を図るため、京都府が大学及び短期大学や学生と協働して府政課題の解決に取り組む共同事業全52事業の成果報告会を企画運営させていただきました。報告会は京都経済センター内の産業会館ホールで、第1部に壇上報告5組、第2部には全58枚のポスター報告が並び、土曜日開催にもかかわらず、会場はほぼ満席!大学生、大学の教職員や連携先等の方々が混ざり合い、ご自身の取り組みの報告へ意欲だけでなく、取り組みを超えて学び合う熱気も高く感じられました。
また、どの報告からも「継続」というキーワードが聞こえてきました。京都は全国から羨望されるほどこうした産学公の連携が盛んです。この環境が当たり前になるとどうも忘れがちですが、これだけの(これでも全体の一部分!)大学と地域や企業との連携が、継続的に実施されているのは実に有難いことだなぁ…と、運営サイドから見守らせていただきました。
伝統と革新が多く根付く京都をつくる人たちの営みの”継続力”。こうした取り組みが若者の感性で進化しながら続いて行くことで次の伝統が今まさに生まれているのかもしれません。(外崎)

 

⑥3/15 Social Good Day 2025「地域企業×学生 ホンネの座談会」WS開催


3月15日土曜日にSocial Good Day 2025「地域企業×学生 ホンネの座談会」WSを開催しました!
学生が京都の面白い社会人と出会う事によって、これからの進路について新しい視点から考えてみることを目的として本イベントは開催されました。

イベントの中では腐るお金や新しい就職の形、10年後の人生観…など様々な話題に対して多くの視点から話し合いが行われました。
学生からすると一般常識とされているものを軽く覆して来るような話がとめどなく飛び込んで来ることで、価値観を根本から揺さぶられる良い機会になりました!(山田・インターン 鈴木)

■交流・場づくり

⑦3/7-8 十文字学園女子大学@埼玉 (早期就活スタート準備特別講座)

毎年、松永先生にご縁をいただき、木下&行元で初めて現地にお伺いしてきました。
・自分の「?」や「♡」を見つめ、言葉にする。→それらの「?」に基づいたワールドカフェ
・自己探求ワークショップ
という流れで2日間のワークを通して、1・2年生の学生の皆さんと大学生活の小さな1歩宣言!を行いました。
学部学科を超えての交流が初めてで有意義だったこと、漠然とした「ガクチカ」をはじめとする不安が、聴き合い、言葉を交わし合うことで受け取り方が変化した。学校生活でやりたいことが具体的になったと話してくれた学生さんもいました。
最後に、木下からのメッセージで、色々な目標設定や、ありたい自分はあれど「存在するだけで完璧なんだよ」という言葉が学生の心に響いていました。
国際女性デーの時期に、3年目となる連携となり大変ありがたく、彼女たちからの学びは大でした。松永先生、教職員の先生方、ありがとうございました。(行元)

📝国際女性デーに寄せて書いたノートはコチラ

⑧3/23 【京都府×GLOCAL】ビジネスアイデアワークショップ実施

「なにかやってみたい」「起業したい」だけではなく「4月からなにか挑戦したい」というすべての学生に向けて開催されたワークショップ。
世の中がこうだから、こうする!ではなく、自分らしくチャレンジを✨という木下からのメッセージで個人のニーズを大切にしながらグローカルらしく会がはじまりました。
呼ばれたい名前を決めることも、なんでもいいのではなく「こうしたい、こうしてほしい」という「自分の選択」に繋がるということでチェックイン!
ゲスト2名のトークは、学生20名とslidoを活用しながらインタラクティブに進み、その後参加者によるプランづくり。頼もしい4名のメンターにも、テーブルに入ってフィードバックをいただきチャレンジ宣言をして終えました ✨みんなのやりたいことを応援し合う1歩目の日となりました。 (行元)

■企業研修・セミナー

⑨3/21 尾鷲成果報告会

9月に京都の学生とともに尾鷲を訪れ、地域企業を取材し、学生たちが発見した町の魅力を記事にまとめました。今回は、その成果を尾鷲市の皆さまにご報告するため、3月20日、21日に再び訪問いたしました。
発表会には、連携いただいた企業様をはじめ、地元の事業者の皆さま、信用金庫の若手職員の皆さまなどがご参加いただきました。9月の取材記事や尾鷲で学んだことの報告を行い、さらに尾鷲の魅力を広めるための「尾鷲の魅力を伝えるコンテンツを考える」ワークショップを実施しました。

ワークショップでは、「アートに溢れるまちにしよう」「尾鷲と言えば○○な施設を考えよう」といったテーマで、町の魅力を高めるためのアイデアを参加者と共に考えました。
尾鷲市商工観光課の濵田課長から、「日常業務で多忙な中、様々な属性の方々と対話する機会が少ない中で、今日尾鷲のまちの未来について話す時間を持てたことは何よりも良かったです。まちの外からの視点も取り入れながら、尾鷲に住む方が中心となって、どうしたら尾鷲をより良くできるかを考え、これからもまちを盛り上げたい。」とコメント頂きました。(三谷・インターン松本)

<9月に学生たちが取材して執筆した記事>
5本の記事を掲載いたしました!
https://note.com/glocalcenter/n/ne2cc27ac6636
※本事業は、自然豊かな尾鷲のまちを支える「尾鷲市地域経済活性化協議会」と連携し、京都で学ぶ大学生が地域企業の魅力をインタビューし、記事として発信する取り組みです。

⑩ 京都府 外国人起業家支援事業90days Kyoto Stay Program

山田が担当する昨年9月にスタートしたこのプログラムは、京都での起業を目指す海外からの参加者のニーズにあわせて府内の各支援者との間を取り持ち、入国から移住・移転に向けた準備や、起業やビジネス展開等に向けた人脈の形成、地域におけるコミュニティづくりをサポートする、約90日間の長期滞在型外国人起業家等誘致プログラムです。1月半ばから2月初旬にかけて5名4組(それぞれアメリカ、オーストラリア、カザフスタン、スーダン出身)の参加者を京都に迎え、3月末までQUESTIONを拠点として支援を実施しました。日本という全くの異国の地を、更には経済的な成長の見通しが悪く、世界における少子高齢化のトップランナーであるにも関わらず、起業をする場所として選んでくれていること自体が私からすると本当に驚きです。その上今年は参加者4組中3組のビジネスプランが京都府内の地域創生、市内のオーバーツーリズムの解消に寄与するもので、それぞれの熱量も高く本当に充実した2ヶ月間を終えることができました。これから益々労働人口が減っていく中で、外国人起業家が日本の経済を支える1つの重要な要素になることは間違いありません。そんな彼らが自分らしく暮らし、働ける京都の環境づくりにこれからも取り組んでいきたいと思います。 (山田)

3/25に開催したプログラムの成果報告会の様子も併せて是非お読みください✨️
https://note.com/glocalcenter/n/nda885f872f56

 

【☆近日開催イベント・プロジェクトのご案内☆】

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■4/23(水)開催 第11回学生×社会人交流会「ジェネコネ」

ジェネコネは、様々な年齢層の皆さんが集まり、学生と社会人が肩書きを外してフラットに対話することを通して現在を捉える・これからを考えるためのヒントを見つけられるイベントです。学生の皆さんも社会人の皆さんも一緒にワイワイ楽しく交流しましょう!

今回のジェネコネでは「豊かさってなんだろう?」をテーマに据えています。新しい出会いや新生活が始まる4月という時期だからこそ、「ヒトとの付き合い方」「モノとの付き合い方」について対話することを通して「豊かさ」を捉え直す時間となるよう企画を進めています。学生目線、社会人目線で対話するなかで、新たな視点や価値観に触れ、社会や身の回りの出来事を見つめるきっかけを得ることができるイベントです。
みなさんのご参加をお待ちしております。

◯概要
日 時:4月23日(水) 18:00~20:00
イベント終了後、希望者はQUESTION 1Fで参加者同士交流していただけます。
場 所: QUESTION 5F Students Lab
参加費:無料

◯詳細&お申込み
詳細:https://glocalcenter.jp/events/gene-conne11/
▼お申込み
学生:https://forms.gle/SGkr28vmkfi8ujij9
社会人:https://forms.gle/yFxcPEAMqn3bGq2h6

【★お知らせ★】

〇4月グローカルセンター事務局及びStudnets Labの休館日について
4/15(水)は、事務局およびStundets Labともに閉館となります。
4/15は終日、弊センター内でのミーティングに伴う閉館となりますので、
緊急の御用の際には、070-5262-7066までお電話ください。

〇GW期間中のStudnets Lab休館日について
4/26(土)~5/6(火)まで閉館となります。
皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解の程お願い申し上げます。

今月のお知らせは以上です。最後までご覧いただきありがとうございます。
引き続き温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
皆さんに素晴らしい春が訪れますように!

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