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【過去のプログラム】学生執筆!1/12面白法人カヤック柴田さんグローカルシフトセミナー2019目標設定編レポ ート
[Report]| 2019.01.16
「偶然を味方にする目標設定ワークショップ」
こんにちは。京都産業大学二回生で、グローカルセンターでインターンシップをしている高津遥です。
1月12日に面白法人カヤックの柴田史郎さんによる2019目標設定編セミナーを、京都企業で働く社会人の方に向けて開催するということで、アシスタント兼一人の受講者として参加させてもらいました!
▼参加者の声
「すごく楽しい時間をすごさせて頂き得るものや気付きが多い1日でした」(電気機器メーカー・50代)
「柴田さんのワークらしく引き込まれていつもと違う角度で物事を考えられました。」(金融・40代)
「自分の過去の偶然を振り返るワーク、新鮮で楽しかったです(^^)」(不動産・30代)
「普段お会いしないような方々とのワークはやっぱりいい刺激になりますね!」(食品・20代)
こうした声が社会人のみなさんから終了後に飛び交い、
学生も3名参加させていただいたのですが僕たちにとっても学び・気づき大の面白いセミナーでした!
CHANGE MAKER:
面白法人カヤック 人事部長 柴田 史郎さん
https://www.kayac.com/team/shibata-shiro
下記、当日の様子をレポートします!
●「偶然を味方にする目標設定ワークショップ」の流れ
(1) チェックイン(自己紹介・意気込み共有)
たくさんの様々な企業の方が集まり、セミナーがスタート!
テーブルごとに自己紹介と意気込みを共有しました。
グローカルセンターの研修やセミナーお馴染みの人も、初めての方もいらっしゃいました。
(2)この会の目的の確認
そもそも柴田さんはこのワークをオリジナルでつくってくださったそうですが
こんなことを考えていたそうです。
「生きているうちに色々変わる。
思い通りにいくことがほとんどない。
でも変化しても対応できるような判断基準が欲しい。」
状況がころころ変わるので、何か「軸」にいなる考えがひとつほしい
具体的な目標 < 今後の個人と仕事のテーマとなるもの
を年末本棚の中から整理したそうです。
年始に立てた目的や目標ってよく考えたら変わるよな・・
そもそも目標設定って・・・・
🌌ここで、シェアタイム①
柴田さんの話を例に、参加者同士のシェアタイム。
参加者自身のこれまでの経験で目標設定する際に
途中で変わって意味がなくなってしまった経験などを共有しました。
(3)面白法人カヤック
https://www.kayac.com/
法人も「人」だから、性格があってもいい!という代表の方の発想で
Step1なんでも面白がれる集団
Step2外から見て面白いと思われること
Step3誰かの人生を面白くする
ということを大切にされているそうです。
まず、月並みですが面白法人という名前から面白いと思いました。
サイコロで給料を決めるサイコロ給や
全員人事部などおもしろい制度や取り組みを紹介してもらいました。
ハーバードビジネスレビューで特集されたり組織開発のアワードを受賞されたりしているそうです。
(4)そんな面白法人ではたらく柴田さんの仕事を例をに目的や目標が変わるについて紹介
―多岐にわたる事業内容。グループ会社が増えるたびに
事業の優先度が日々変わる。
人事部も日々のタスクもどこを優先すべきか変わっていく。
少なくとも年始に設定した目的や目標がそのまま1年継続できることはなく、
目的と目標を設定しては、すぐに新しい事業や状況がうまれる。
ということで、柴田さんは目標設定を行うときに下記のキーワードを編み出しました。
キーワードは【確実性と順応性の両立】
◆目標を分類する
まず目標を決める際に、2つの要素をヒントに分類できるというお話を頂きました。
〈確実性〉とは自分の目指したいものに対して、やらなければならないことが決まっていて、
着実に実行することが必要なこと。
〈順応性〉とは自分の目指したいものに対して、
やらなければならないことが多いので試行錯誤が必要なこと。
一見すると、確実性の方が良いように聞こえますが実はそうではありません。
なぜなら、未来の夢や目標を定めても社会や周りの環境がどんどん変わってしまうので、
確実性だけの考え方には限界があります。
しかし多くの人は目標設定をする際、確実性によりすぎていることが多いので、途中でその目標の意味を見失ったりしてしまいます。
だからこそ、まず自分のやりたいことや目指したいものに対し〈確実性に基づく目標〉に分類されるか、〈順応性に基づく目標〉に分類されるかを考える時間が必要で、それによって次に行う行動が変わってくるのです。
👣目標が分類できたあとの次の行動
〈確実性に基づく目標〉関してはやることが決まっている状態なので行う行動は明確ですが、
〈順応性に基づく目標〉に関しては、次にどのような行動をとるべきなのでしょうか?
その前に・・・
前提条件として未来についての捉え方を個々で確認
・未来は「既に決まっている」or 「自分次第で変えられる」?
・自分の視座がかわったことで目的や目標がかわった経験 を話しました
(5)具体的な目標設定の前に・・・
自分の人生が偶然の要素に影響されていることをふりかえるワーク!!!!
まず紹介され衝撃を受けたのが、【計画的偶発性理論】です。
ジョン・D・クランボルツが提案したキャリア論に関する考え方です。
☞個人のキャリアの8割が予期しない出来事や、偶然の出会いによって決定される
という考え方です。
例えば、人生で成功している人に色々と質問すると3つの共通点が!
①多くの人と知り合い ②自分のやりたいことを言いふらす ③誘われたら乗っかる
つまり、成功する人々はいい偶然や出来事を起こすために種まきをしているのです。
自分のやりたいことを友達や周りの人に言いふらしていると、
その友達の友達が全く同じことを考えていて… なんてことがあるかもしれません。
▼ワークではこんなシートを使ってふりかえりました(例:柴田さんの場合)
参加者同士でフィードバック、質問を通じて
偶然の要素や当時は意図しなかった結果など個々に新しい発見が沢山ありました。
(6)偶然を味方につける目標設定ワーク
ここからいよいよ本題!!!
①目標ややりたいこと書き出し「確実性」と「順応性」に分ける。
その後自分の今が偶然の要素に影響されていることを知るワーク!
②その後、偶然を味方につけるためまずは会場の20名に言いふらそう!ということで
【言いふらシート】にやりたいことや助けてほしいこと、教えてほしいことを記入!!
(7)2チームに分かれて【言いふらしタイム!】1人2分フィードバックをもらい
言葉にすることで背中を押される方も多く、みなさんエンジンがかかりました!
2分だけでもあれだけフィードバックもらえたこと考えると言いふらすのってすごい力があるんだなって実感しました!との声も。
このあと全体をふりかえり会は終了、懇親会に移動しました 🙂
<感想>
今回の話で一番印象に残っているのは、【計画的偶発性理論】についてです。
なぜなら自分が生きてきた中で、共感できることが多いからです。
また、大学生としてはっきりとした夢や目標がないことに引け目を感じていましたが、
この理論を聞いて、考え方が少し変わりました。
その夢や目標を見つけるために、「目についたら行ってみよう」、「何かを誘われたらできるだけ断らないでおこう」と、そしてその中で様々な人の様々なベクトルの話を聞いて、それらを自分の頭で考えなおし、自分なりの価値観を形成していき、それをもとにやりたいことを探そうと思いました。
最後に、今回の話を聞いて、自分の価値観や考え方に刺激がもらえ、「そのような考え方があるのか」という気づきがあった点で、とても貴重な時間だったと思います
レポート執筆:京都産業大学 現代社会学部2回生 高津遥
追記 )高津君は2019年1月17日で20歳になりました!おめでとう 🙂
柴田さんが計画的偶発性理論に出会ったのも奇しくも大学生の時。
いろんなことを吸収して、たくさん失敗もふくめて大きく豊かな人生を送ってください
いつもありがとう!