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2019.02.18

【過去のプログラム】学生執筆!2月7日 支店長×若手×学生【Future Session Project】のふりかえりとワークショップのレポート

【過去のプログラム】学生執筆!2月7日 支店長×若手×学生【Future Session Project】のふりかえりとワークショップのレポート

[Report]| 2019.02.18

こんにちは、グローカルセンターでインターンをしています高津遥です。

2月7日に京都信用金庫さんの本店で昨年度7月-11月に行われた「Future Session Project(以下FSP*)」のふりかえりとワークショップがあり、アシスタント兼参加者として、この会に参加しました。当日はインフルエンザの関係で欠席の方も多かったので、是非お越しいただけなかった方にも読んでもらいたいと思いその様子を記事にしました。

~ふりかえりセッションの流れ~

(1) チェックイン、趣旨説明(目的共有、ふりかえり)

まず初めに全体で、「Outcome」「Agenda」「Rule」「Role」を共有しました。 それぞれ、

  • *FSP全体のOutcome(目的)

→コミュニティバンクを理解し、未来視点でこれからの在り方を考える

  • FSPふりかえりセッションでのOutcome

→日常業務で学んだことをどう活かすかを考える、場をホストする練習をする。

あとは、全力で楽しむこと!などルール、参加者のみなさんが主役であることの役割などを共有し
人事部の田中さん作成のムービーで1年間の振り返りをしてから会がスタート!

▼FSPを終えてのふりかえりの声

「感性が磨かれ、枠にとらわれなくなった」

「これからの金庫について考えるきっかけになった」

「違う価値観の人と接する機会が増えた」

「金庫の将来を考えることが増えた」 などのたくさんの“気づき”が共有されました。

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▲写真 グループでFSPふりかえりと全体共有の様子

(2)OST(オープンスペーステクノロジー) テーマ出しとマーケットプレイス

OSTとは、参加者にとって重要なテーマについて深い洞察を得るために用いられる方法論」です。関心のあるテーマについて深く、創造的に考える時間を持つことができます。衝突の可能性のある複雑な問題であっても、混乱が許されるオープンさが場に存在することで、創造的にかつ主体的に課題に取り組む姿勢が生まれます。

4つの原則があり、

誰もが適任者 何が起ころうと、それが起こるべき唯一のこと

いつ始まろうと、始まった時が適切な時である。

いつ終わろうと、終わった時が終わりの時である。

つまり、その場の全員が主体性ある参加者であり、何が起こっても(例えば、トラブルがあるなど)、その出来事を尊重し、好きな時に始まり、そのテーマの問題が解決した時(たとえ数分でも、時間内に終わらなくても)が終わりの時であるということです。

OSTを用いることで、自主的に話したいことが話せることにより、ふりかえりの会の目標である「場をホストする練習(行動することの練習)」をすることが出来るのが狙いです。

OSTテーマ出し→関心のあるテーマについて考えたいというテーマ提起者を募集します。

▼共有されたテーマ

【前半】

・職場の盛り上げ方について・兄弟関係についての悩み相談・時間管理の仕方について・信用金庫のアプリリリースについて 等々

【後半】

・豊かなコミュニケーションを計るには?・キャッシュレスについて・節約術について・店舗の名物を作りたい 等々

OSTマーケットプレイス→テーマ提起者以外の人はどのテーマの場で話したいかを選びます。

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▲写真 OSTテーマ出しの様子

(3)OST セッション

OSTセッション→テーマごとに分かれて、テーマ提起者を中心に対話を行ないます。参加者は、貢献できない、関心がないと感じたら、自由に他のテーマ場所へ移動することができます。

私は実際に「職場の盛り上げ方について」というテーマの場に参加しました。

▼そこでの内容

テーマ→「職場を盛り上げるにはどうしたらよいか?」

盛り上げ方の前に、まずなぜ盛り上げたいかを考えました。そしてそれに対する答えが、〈周りの人々のため〉〈楽しんで仕事をしたい〉〈パワハラなどが無くなる〉です。

〇アイスブレイクなどをしてみたが…持続しない

〇共通する話題なら盛り上がるが個人の話題なら盛り上がらない

〇上の人が話していないと下の人も話しづらい

そのために、変化を常に与え続けないといけない

→時事ネタ、季節ごとのイベント開催(例、ワールドカップ)

→ランチミーティングを開催(テーマを決めずに普段話さない人と話す時間を作る)

→挨拶だけでなく、それにプラスしたことを話すことでより良いコミュニケーションが取れる。

などの解決方法が出ました。

(4)OST セッション

セッション②では、僕が逆にテーマ提起者として、場をホストしてみました。 改めて、支店長さんがいる中で手を挙げるのは緊張しましたがこんな機会はないのでチャレンジしてみました。

テーマは「働くこととは?」です

学生として、社会に出る前の段階で知らないことを多く知れたら良いと思いました

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▲写真 分科会(話し合い)の様子

☆お金をもらうためにある→当然そうで、それを用いてプライベートを充実させる

☆はじめは楽しくないことが多い

→周りの環境や成功体験、仕事の全体が見えてくることで楽しさがわかることがある

☆社会とつながるため→人とつながると楽しい発見がある

☆どの仕事も面白いとこ、面白くないとこがある

では、大学生のうちまたは就職活動のためにするとよいこと

・その時にしかできない色んな経験をしておく

・会社をたくさん知る

・やりたいことではなくできることを探す

・やりたいことを探すのではなくやりたくないことを消す

一番印象に残っているのは、仕事を始めたときに、必ずしも楽しいとは限らないし、また逆にその時楽しくないと思っていたことでも、時間が経ち、全体が見えるようになると楽しくなったり、自分の仕事の魅力を発見できるはずだということを皆さんが口をそろえて言っていたことです。

(5)OST ハーベスト

話を通じて共有された気づきや次のアクションなど、全員で共有し学びを収穫します。

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▲写真 ハーベスト(学びの共有)の様子

▼共有された気づき

兄弟の関係について….

集まった4人のうち3人が兄弟関係のヘビーな話題を持っていて、自分と同じ問題を抱えている人がいて、安心しました。

豊かなコミュニケーションを計るには?

豊かなコミュニケーションの指標を作ってしまうと、逆にそれだけを目指してしまうから、趣旨がずれるかもしれない。大切なのは、双方向のコミュニケーションが取れていることだと気づいた。

支店の名物を作りたい

その地域の特色を生かして、名物を作ることで地域とのつながりを強くできる

一番わかりやすいのは食べ物、衣類、猫支店長、犬支店長などの意見が出た。

またその地域ごとの物産店がでるとよいかも。            等々

(6)終了

最後は、京都信用金庫の丹波さんと、中谷先生からのメッセージで場を締めくくりました。
丹波さん

「FSPで学んだたくさんの気づきや考えと、普段生活している自分とにはギャップがあることを皆さん感じているはずで、それを取り入れるには困難もあり、勇気がいる。しかし、少しの工夫やみんなで考えることで少しずつ前に進んでいくことが出来ると思います」

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▲写真 丹波さん熱弁の様子

中谷先生名言

「フィードバックではなく、フィードフォワード」

→相手の意見を受け止めて、それをうまく取り入れる

  • 感想と考察

今回のFSPふりかえりセッションに参加して、自分の働くことに対しての考え方や価値観に揺さぶりが起き、とても貴重な時間になりました。そして「働くこととは?」というテーマで社員の方と話した時、同じ会社だとしても、働いている部署、年数によって、自分の仕事に対する捉え方が全然違うことに驚きました。おそらくこれは、働く場所や職業が違えばもっと違うはずです。

また、日常生活において、自分の話したいことや伝えたいことを話す環境をOSTを用いなくても、自分自身で作れるようにしたいと思います。
自分の悩みや相談してほしいことは、誰かが聞いてくれるのを待っていてもなかなか自然発生することは難しい。だからこそ、自分が誰かに聞いてもらえるような場づくりをすることの大切さを学びました。

人事部のみなさん、参加者のみなさん、読んでくださったみなさん、 ありがとうございました。

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